Socket 478
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/23 02:08 UTC 版)
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ソケット形式 | PGA-ZIF |
---|---|
チップ形状 | FC-PGA2, FC-PGA4 |
接点数(ピン数) | 478 |
FSBプロトコル | AGTL+ |
FSB周波数 |
400 MT/s 533 MT/s 800 MT/s |
採用プロセッサ | #採用製品を参照 |
前世代 | Socket 423 |
次世代 | LGA775 |
この記事はCPUソケットシリーズの一部です |
Socket 478(別名:Socket N)は、インテルのPentium 4やCeleronシリーズのCPUで使用されるCPUソケットである。狭義には左記のとおり電子部品であるソケット自体を指すが、転じて広義には、このソケットとともに用いられた各種規格も含み、このソケットに挿すことができるCPUの仕様を言う。本項でも広義について解説する。
概要
NorthwoodコアのPentium 4と共にデスクトップPC向けCPUソケットとして2002年1月に発表された。その後モバイルPC向けCPUにも採用され、さらに後継CPUであるPrescottコアのPentium 4などにも引き継がれた。
仕様
前世代のSocket 423と同様に、Socket 478はインテルのQuad Data Rateテクノロジに基づき、FSBクロックレートの4倍の速度でデータを転送する。従って、400MT/sバスは100MHzのクロック信号で動作しながら、3.2GB/sのデータをチップセットに提供することができる。
- バスプロトコル
- AGTL+
- FSB(P4バス)
- 400MT/s
- 533MT/s
- 800MT/s
互換性
Willametteコア、Northwoodコア、Prescottコアと長期に渡って採用されたソケット規格であるが、互換性についてはBIOSやサポート電圧といったバス仕様以外の要素も多数あるため、例えばSocket478末期のマザーボードで初期のCPUが必ずしも動作するとは限らない。
また同世代同士でもデスクトップ用とモバイル用ではVcore定義が異なり[1]、そのままでは意図しないコア電圧に設定されることになるため、基本的には互換性はない。
後に採用されたSocket 479、Socket M、Socket PのCPUとは電気的互換性はなく、誤挿入防止のためピン配列に相違がある。Socket 479を採用したPentium M、Celeron MについてはSocket 478への互換用アダプタが他社からリリースされた[2]が、その動作保証の対象となるマザーボードは一部に限られた。
採用製品
- Intel
- 845 Chipset
- 850 Chipset
- 855 Chipset
- 865 Chipset
- 875 Chipset
- 915GL[3] / 915GV[4] / 915P[5]
- 945GC[6]
- G31[7]
- E7205, E7210
- ATI
- Radeon IGP 340, 340M, 9000, 9100
- RX330
- ULi
- M1683
- ALi
- ALADDiN P4
- SiS
- 645, 650, 651, 648, 655, 661
- VIA
- P4X266, P4M266, P4N266, P4X333, P4X400, P4X533
- PT800, P4M800, PM800, PT880, PM880, P4M890, P4M900
- ServerWorks (Broadcom)
- ServerSet CG SL
脚注
- ^ デスクトップ用Celeronデータシートモバイル用Celeronデータシート 両者の"Voltage Identification Definition"の表を参照
- ^ 槻ノ木隆のPC実験室(2005年4月19日)2024年04月22日閲覧。
- ^ “疑似PCIe/AGPスロットと内蔵VGAで5画面対応のマザー発売”. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “今や貴重! Socket 478対応マザーボードが新発売!”. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “Socket 478で“i915P”を搭載するマザーボード「P4GD1」がASUSTeKからデビュー!”. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “ASRock P4i945GCの概要”. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “Socket 478でG31チップを搭載したマザーが発売に”. 2025年2月1日閲覧。
関連項目
外部リンク
Socket 478
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 22:55 UTC 版)
「Silicon Integrated Systems」の記事における「Socket 478」の解説
SiS645/SiS961 2001年8月発表。Pentium 4用チップセットで初のPC2700(DDR333)メモリ対応となる。FSB 400MHz、AGP4x、ATA100などをサポート。 SiS645DX SiS648 SiS648FX SiS650 (IGP)/SiS961 2001年9月発表、Pentium 4用で初のグラフィック統合チップセットとなる。共に高い評価を受けたSiS645とSiS315をノースブリッジに統合。ただし、グラフィクチップはSiS315からハードウェアT&L機能と専用VRAMを省略している。メモリはPC2700/PC2100/PC133をサポート。 SiS651 (IGP)/SiS962L SiS650をベースとし、FSB533/400MHz、PC2700/PC2100/PC133、ATA133、USB 2.0をサポート、廉価ながらIntel 845を凌駕するスペックとなった。 SiS652 (IGP) SiS655 SiS655FX SiS655TX SiSR658/SiS963 CeBIT 2002で発表。PC1200/PC1066(RIMM2100/2400)、AGP8x、ATA133、5.1chオーディオなどをサポート。
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「Socket 478」の例文・使い方・用例・文例
- 1478年にスペイン(特に15日から17世紀までの)のカトリックの正教を警備したフェルディナンド王とイザベラ女王によって開始された尋問
- イタリア人の1523年から1534年までの教皇で、ヘンリー8世がアラゴンのキャサリンと離婚し、アン・ブーレンと結婚したあと、イングランドのヘンリー8世と関係を断った(1478年−1534年)
- 中国の哲学者で、死後、考えと格言が集められ、儒教として知られる哲学的教義の基礎になった(紀元前551年−478年頃)
- ギリシア人の哲学者(紀元前560年−478年)
- 2010年,両社は合わせて4780万トンの粗鋼を生産した。
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