Socket_603とは? わかりやすく解説

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Socket 603

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/21 09:20 UTC 版)

Socket 603
ソケット形式 PGA-ZIF
チップ形状 PGA
接点数(ピン数) 603
FSBプロトコル AGTL+
採用プロセッサ #採用製品を参照
前世代 Slot 2
Socket 370
次世代 Socket 604

この記事はCPUソケットシリーズの一部です

Socket 603は、インテルXeonプロセッサ用のCPUソケットである。

仕様

Socket 603 は、ワークステーションやサーバプラットフォーム向けとしてインテルが設計した ZIF ソケットである。Socket 603 は、ソケットの中央に格子状に配置された 603 個の接点を持つ。それぞれの接点は 1.27 mm ピッチの規則的なピン配列であり、603 ピンパッケージのプロセッサと接合する。インテルの設計は、低価格・低リスク・堅牢・単純な構造で、Socket 603 と Socket 604 を区別することができた[1]

全ての Socket 603 のプロセッサは 400 MHz のバス速度で動作し、180 nm プロセス、又は 130 nm プロセスで製造された。Socket 603 のプロセッサは Socket 604 を使用したマザーボードに挿入することが出来たが、Socket 604 のプロセッサは、1つのピンが余分にあるため、Socket 603 を使用したマザーボードに挿入することが出来なかった。Socket 603 用のプロセッサは 1.4 GHz から 3 GHz の範囲に存在した。

インテルの "MP" 用として製造された Socket 604 用プロセッサは存在しないが、いくつかの Socket 603 用プロセッサは "MP" 用とされた。プロセッサ名にクロック数と並んで付与された "MP" は、マルチプロセッサ(「マルチプロセッサ」は 3 個以上の CPU を持つことを意味する)の性能を向上させるL3キャッシュを内蔵していることを意味する。しかし現在では、いくつかの Socket 604 用のプロセッサは、最大 16 MB の L3 キャッシュを内蔵して製造されている。

ソケット互換
マザーボード
Socket
603
Socket
604
C
P
U
Socket
603
Yes
Socket
604
No Yes

採用製品

CPU
チップセット

脚注

http://www.intel.com/Assets/PDF/designguide/249672.pdf This is the new link old one "Not Found"

外部リンク


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