STORY2 ジャルジェ将軍の息子あらわる!?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:12 UTC 版)
「ベルサイユのばら」の記事における「STORY2 ジャルジェ将軍の息子あらわる!?」の解説
執事 ジャルジェ家を取り仕切る使用人。しかし、主人であるジャルジェ将軍の身の潔白を信じなかった一人。 モーリス ジャルジェ伯夫人の誕生日にジャルジェ将軍の息子だと名乗り、ジャルジェ家に入り込んだ少年。すぐにジャルジェ将軍がペンダントに入れた父親の肖像画とは別人であり、亡き母フローラから「父親はレニエ・ド・ジャルジェ」「近衛隊の総司令官」と言われていたもののジャルジェ家を訪れたビュゾー大佐が肖像画と同一人物であることで父親だと気づくが、母親の遺言に引きずられて沈黙していた。そのため、誰にも事実を話そうとはしなかったことでジャルジェ将軍の立場を危うくしてしまう。こっそりと出て行こうとするもオスカルに引き留められたため、ジャルジェ将軍とは親子では無いという重要な事実を話さないまま過ごし、無実のジャルジェ将軍にいる筈のない愛人・隠し子の疑惑を深めた一番の原因である。 フローラ モーリスの母親。生前、夕方になると1つ先の通りの老婆ミルザに預けて働きに出ていた。10年以上も昔にビュゾー大佐と愛し合い、彼の両親に結婚を反対されて仕方なく囲われる境遇にいた。ビュゾー大佐を「レニエ・ド・ジャルジェ」だと信じたまま亡くなった。ビュゾー大佐が借りた馬の持ち主がついでに届けたチョッキを死の前日に刺繍しており、死に際に仕事のために息子を預けていたミルザに託したのだった。 ビュゾー大佐 モーリスの実父。妻と息子・娘がいる。但し、妻とは不仲である。フローラの気を引きたい一心でジャルジェ将軍の名を騙ったことがジャルジェ将軍に多大なる迷惑をかけてしまい、最終的にモーリスがジャルジェ家に来たことの原因を知った被害者のジャルジェ将軍の雷が落ちる。6年前、借りた馬を骨折させて死なせたこともジャルジェ将軍に押しつけてしまった。 10年以上前、両親に結婚を反対されてフローラと駆け落ちの約束をするも怖気づいて裏切ってしまい、傷ついたフローラが姿を消してしまったため、両親に定められた女性と結婚して息子と娘が生まれて幸福に暮らしていた。しかし、仕事先の地方で場末の酒場で働くやつれ切ったフローラと再会し、かと言って家族と波風を立てたくなくてフローラのためにパリに一軒の家を買い与えて彼女を愛人という形で囲い、息子モーリスが生まれた。まだ赤ちゃんのモーリスが高熱を出したので医師の元に連れて行くが、医師にフローラとの関係を感づかれることを恐れて家族の元に逃げ帰ってしまう。2週間後、フローラとモーリスは姿を消してしまい、6年を経てモーリスとは再会するもフローラは亡くなって永遠に会えないままだった。ル・ルーに馬の弁償をしてくれると助言された持ち主が訪ねたことで、行方不明の息子に再会することが出来たのだった。その後、正妻と娘や息子と自身が真実愛している女性との子モーリスとがどうなったかは不明。
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