STガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 04:47 UTC 版)
漫画『機動戦士ガンダムF90』に登場。機体デザインは中原れい。 ガンダムF90のデータ収集および随伴機として、サナリィがAE社から譲渡されたJ型をベースに改装した機体。フォーミュラ計画の副産物でもある。 頭部ゴーグルセンサーが大型化しているほか、大型のレドームや各種センサー、カメラを追加している。採用されているセンサーは電波式を中心に、諸方式のセンサーを満載しており、大容量メモリーバンクやデータ処理用の大規模プロセッサを内装している。F90へ随伴するためにスラスター推力を大幅に増強し、高出力のジェネレーターに換装しているものの、ほとんどが探査機材稼働に回されるため、機体自体のパワーは低い。強襲偵察機と異なり戦闘を目的としておらず、また各種センサーへの影響と戦闘に振り分けられる出力を考慮して武装は護身用のマシンガンとハンド・グレネードが採用されるにとどまっており、ジェガンに比べると火力は貧弱なものとなっている。ただしサナリィによる大改修の結果、単純なMSとしての性能で見た場合でも当時の戦闘用MSとして通じるだけの高いスペックをもつ。しかしセンサーなどを満載したカスタムメイドMSのため、製造コストは通常のジェガン8機分と高価である。なお、コックピットはジェガンと同一で、操縦桿もアームレイカータイプとなっている。 F90のデータの収集をおこない、その後の火星独立ジオン軍(通称:オールズモビル)によるF90 2号機強奪事件を受けて艦隊編成に組み込まれ、火星に向かうまでF90 1号機のテストデータ収集を継続する。火星圏での戦闘でF90 1号機、ギラ・ドーガ改と共に降下船で火星へと降り立つが、到着直後にRFギャンの襲撃を受け中破、拿捕される。 プラモデル「1/100 ガンダムF90II-Lタイプ」付属説明書には、F90II Lタイプのロング・ライフルの試射に随伴する本機のカラーイラスト(たけばしんご作)が掲載されている。バストアップのみであるが、機体色は青を基調に襟など一部ライト・グレーで塗り分けられている。
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