Ring_the_noiseとは? わかりやすく解説

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ring the noise

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 02:01 UTC 版)

yukihiro > ring the noise
ring the noise
yukihiroシングル
初出アルバム『code
A面 ring the noise
B面 ring the noise -version-
ring the noise -def mix-
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル ロック
インダストリアル
レーベル Ki/oon Records
作詞・作曲 yukihiro
プロデュース yukihiro[1]
ゴールドディスク
  • 週間9位(オリコン
  • 登場回数4回(オリコン)
yukihiro シングル 年表
ring the noise
(2001年)
let's dance
(2006年)
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ring the noise」(リング・ザ・ノイズ)は、日本ロックバンドL'Arc〜en〜Cielドラマーyukihiroの1作目のシングル。2001年9月27日発売。発売元はKi/oon Records

解説

yukihiro名義でリリースした初のシングル。なお、yukihiro名義のシングルは本作以降発売されていない。

表題曲「ring the noise」は、yukihiroが好んで聴いてきたインダストリアル・ミュージックの影響を強く反映させた楽曲となっている。楽曲制作には、インダストリアル・メタルバンド、DEF.MASTERのYOU-MIが共同編曲者として参加している[2]。また、この曲では、yukihiroはドラムを叩かずヴォーカルを務めており、ライヴの模様を収めた作品を除けば、1991年室姫深(ex.THE MAD CAPSULE MARKETS)と結成した音楽ユニット、OPTIC NERVEで発表したアルバム『OPTIC NERVE ABSTRACTION』以来、久々にyukihiroのヴォーカルがスタジオ録音された音源になっている。さらにこの曲では、サンプリングが多用されており[3]、制作のほぼ全てがyukihiroのプライベート・スタジオで進められている。

なお、表題曲は、2001年8月23日に発売されたPlayStation 2用ゲームソフト『デビルメイクライ』の初回購入特典として同梱されていたCD「Dante's Selection」に、本作リリースに先駆けて収録されている。余談だが、2008年に上記ゲームシリーズ4作目となる『デビルメイクライ4』が発売されているが、この作品のテーマソングには、yukihiroが作曲したL'Arc〜en〜Cielの楽曲「DRINK IT DOWN」が使用されている。また、yukihiroは同ゲームシリーズで長年BGMなどを手掛けていた柴田徹也と交流があり、2015年にはライヴ「L'Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L'ArCASINO」で披露された「trick」と「REVELATION」(いずれもyukihiro作曲)のライヴ用音源のプログラミングを同氏に依頼している[4]。このように『デビルメイクライ』シリーズは、yukihiroやL'Arc〜en〜Cielのメンバーと長きにわたり縁のあるゲームシリーズとなっている。

余談だが、yukihiroはこの作品を手掛けていた頃から、個人名義としてでなく、新たなプロジェクト名で活動を始めようと考えていたという。そしてyukihiroは、2001年11月19日から新たなソロプロジェクト、acid androidを始動している。なお、yukihiroは、本作を発売した段階で受けた音楽雑誌『音楽と人』のインタビューで「秘密にしときたいんだけどな(笑)…でも、個人名義はこの1曲だけになると思う[5]」と語っている。

また、表題曲はソロプロジェクト、acid android名義で開催されたライヴにおいて、スタンダードソングとして頻繁に披露されている。なお、2010年にacid android名義で発表したミニアルバムcode』には、表題曲のリアレンジバージョン「rtn2010」が収録されている。約9年越しにリアレンジバージョンを制作するに至った経緯について、yukihiroは2010年に受けた音楽雑誌のインタビューで「この曲、もともと僕の個人名義でしか出てないんですよ。ライヴでも必ずと言っていいほどやってる曲だし、今のライヴ・アレンジに近い形のヴァージョンを録っておきたかったんです。あと(オリジナル・ヴァージョンは)ギターも弾いてなくて、サンプルから作ってたから。ちゃんともう1回整理して、ライヴの時に機能するように[3]」と述べている。

カップリングとして収録された2曲目の「ring the noise -version-」は、表題曲の別ミックスバージョンとなっている。また、3曲目の「ring the noise -def mix-」は、表題曲の共同編曲を担当したYOU-MI(DEF.MASTER)による表題曲のリミックスバージョンとなっている[2]

フィジカルの初回限定盤は、スペシャルパッケージ仕様となっている。

収録曲

CD
#タイトル作詞作曲編曲 / リミックス時間
1.「ring the noise」yukihiroyukihiroyukihiro, you-mi(編曲)
2.「ring the noise -version-」yukihiroyukihiroyukihiro, you-mi(編曲)
3.「ring the noise -def mix-」yukihiroyukihiroyou-mi(リミックス)

収録アルバム

  • code(※) acid android名義の作品 (#1,リテイク・リアレンジバージョン)

タイアップ

ring the noise

参考文献

脚注

  1. ^ 『音楽と人』、p.55、シンコー・ミュージック、2001年10月号
  2. ^ a b "yukihiro / ring the noise". SonyMusic. 2017年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月29日閲覧
  3. ^ a b 『音楽と人』、p.103、株式会社音楽と人、2010年11月号
  4. ^ 『サウンド&レコーディング・マガジン』、p.82、リットーミュージック、2015年12月号
  5. ^ 『音楽と人』、p.57、シンコー・ミュージック、2001年10月号

「ring the noise」の例文・使い方・用例・文例

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