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faults

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 17:24 UTC 版)

acid android > faults
『faults』
acid androidミニアルバム
リリース
ジャンル ロック
インダストリアル
ゴシック・ロック
シューゲイザー
時間
レーベル Ki/oon Records
プロデュース yukihiro
チャート最高順位
  • 週間67位(オリコン
  • 登場回数2回(オリコン)
acid android アルバム 年表
acid android
2002年
faults
2003年
purification
2006年
ミュージックビデオ
faults feat.toni halliday - YouTube
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faults』(フォールツ)は、日本ロックバンドL'Arc〜en〜Cielドラマーyukihiroのソロプロジェクトであるacid androidの1作目のミニアルバム2003年3月12日発売。発売元はKi/oon Records

解説

前作『acid android』の世界観をさらに追求した、acid androidとして発表した初のミニアルバム。

音楽性と録音作業

本作の音楽性は、前作から引き続きインダストリアルを基調としながらも、ゴシック・ロックシューゲイザーの匂いも感じられるものが多く[1]、こういったジャンルを横断した音源がアルバムに収められている。

今回の制作イメージについて、yukihiroは本作発売当時のインタビューで「今回は、短い曲をシンプルにやろうと思って始めました[2]」と述べている。また、前作での楽曲制作と同様に、yukihiroが所有するアナログ・シンセサイザーサンプラーなどの機材が多くレコーディングで使われている。

楽曲について

今回の楽曲制作では、acid androidのライヴでサポートギタリストを務める元DEF.MASTERのnabe(後に名義をantzに変更)や、ゲストミュージシャンが参加している。本作の1曲目に収録された「enmity」では、nabeと共作曲を行っている。なお、acid androidとして発表した音源において、カバー曲を除き、作詞・作曲にyukihiro以外がクレジットされたのはこの曲が初となった。

また、本作の5曲目に収録された「faults feat.toni halliday」は、ブリストルの雰囲気を内包したシューゲイズ感の強い楽曲に仕上げられている。なお、この曲ではイギリスロックバンドカーヴヴォーカリストであるトニ・ハリディがボーカルで参加している。ちなみにこの曲は、前作『acid android』に収録された楽曲「amniotic」がもとになっており、歌詞とメロディをトニ・ハリディが作り直している[3]。フィーチャリングに至ったのは、yukihiroがカーヴをフェイバリットとしてあげていたことが大きく[3]、yukihiroは「オファーをかけたら返事が来たから」と述べている[3]。また、yukihiroはこの曲のイメージについて「カーヴは前から好きだから。自分で曲を作ってるときに、あぁいうブリストル系の、そういう曲を作ってたから。(オファーの回答によらず)どっちにしろ女性ヴォーカルっていうのは考えてました[3]」と述べている。さらに、本作に収録されたこの曲以外の4曲について、yukihiroは「この曲(=「faults feat.toni halliday」)を世に出すための、他の4曲。最初はそういうふうに作ってましたよ。この曲が入ってるミニ・アルバムが頭にあって。でもミニ・アルバムだったら5曲ぐらいないとね…じゃあ、あと4曲作ろうって[3]」と述べている。

リリース形態

前作『acid android』では、yukihiroが企画したインディレーベル、track on drugs recordsからインターネット通販のみでリリースするかたちを当初取っていたが、今回は販売元をメジャーレーベルに変更している。そして本作は、L'Arc〜en〜Cielも在籍するソニー・ミュージックエンタテインメントの社内レーベル、Ki/oon Recordsから販売されている。なお、フィジカルのアートワークは前作に引き続き、竹内光司が担当している。

本作リリースにあたり流通形態を変えた理由について、yukihiroは「(音楽を作る部分以外のところを)ひとりでやるにはちょっと、僕だけでは対応し切れなかったというところが大きいですね[2]」「(前作は)作り終わってからが大変でしたね。まずホームページ作って、それで、どこにどういうふうに持っていくんだ、とか、流通やるにはどうすりゃいいんだ、とか、誰と会って話すればいいんだ、とか[2]」と本作発売当時のインタビューで答えている。

収録曲

# タイトル 作詞 作曲 時間
1. 「enmity」 nabe, yukihiro nabe, yukihiro
2. 「imagining noises」 yukihiro yukihiro
3. 「perpetual motion」 yukihiro yukihiro
4. 「switch」 yukihiro yukihiro
5. 「faults feat.toni halliday」 toni halliday yukihiro, toni halliday

クレジット

  • produce:yukihiro
  • write (#2-#5), performance, program and mix:yukihiro
  • except #1 write:nabe, yukihiro
  • #5 lyric and melody:toni halliday
  • guitar:tomo, nabe, yukihiro
  • translate and vocal on #2,#3:3×3
  • vocal recording engineer:takeshi sugimoto at think sink studio
  • vocal recording assistant:shigeru shibata at think sink studio
  • vocal direction:tomo, nabe, 3×3
  • mastering:abe mitsuyasu at sony music studios tokyo
  • art direction:koji takeuchi
  • management:DANGER CRUE ,INC.
  • ki/oon record staffs:kaichiro shirai, michihiko nakayama, soh fukuda

参考文献

脚注

  1. ^ 『音楽と人』、p.121、USEN(発行)、シンコー・ミュージック(発売)、2003年4月号
  2. ^ a b c 『音楽と人』、p.119、USEN(発行)、シンコー・ミュージック(発売)、2003年4月号
  3. ^ a b c d e 『音楽と人』、p.120、USEN(発行)、シンコー・ミュージック(発売)、2003年4月号



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