マダイのイリドウイルスとは? わかりやすく解説

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マダイのイリドウイルス [Red sea bream iridovirus (RSIV)]

 この魚病1990年夏から秋にかけて四国養殖されていたマダイ初め発生し翌年には西日本各地マダイ養殖場大きな被害がでたウイルス病である。一般にマダイウイル病の一つとされているが、その後ブリカンパチスズキなどにも発生したので、マダイ特有のウイルス病であるとはいいがたい。感染源外国産の種苗である可能性もあり、きわめて伝染性強く、とくにマダイ発生し続けているので、マダイ養殖にとっては重要視されている病気である。
症状皮膚黒色化し褪色して、体表(えら)、囲心腔内出血するまた、内臓褪色し、とくに脾臓大きく腫れることなどが特徴である。や諸臓器大型でやや円形をした細胞多数みられ、それらの肥大細胞内ウイルス粒子結晶状配列している。
原因ウイルスイリドウイルス科属しエンベロープ(外被)をもたない直径が200-240nmの六角形DNAをもっている。20-25でよく増殖するが、pH3の酸性有機溶媒失活する。なお、ほかの魚類イリドウイルスとの比較はされていない感染源経路特定されていないので、今のところ有効な防除手段がない。




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