マダイのイリドウイルス [Red sea bream iridovirus (RSIV)]
症状は皮膚が黒色化し褪色して、体表や鰓(えら)、囲心腔内が出血する。また、内臓が褪色し、とくに脾臓が大きく腫れることなどが特徴である。鰓や諸臓器に大型でやや円形をした細胞が多数みられ、それらの肥大細胞内にウイルス粒子が結晶状に配列している。
原因ウイルスはイリドウイルス科に属し、エンベロープ(外被)をもたない直径が200-240nmの六角形でDNAをもっている。20-25℃でよく増殖するが、pH3の酸性や有機溶媒で失活する。なお、ほかの魚類のイリドウイルスとの比較はされていない。感染源や経路が特定されていないので、今のところ有効な防除手段がない。
マダイのイリドウイルスと同じ種類の言葉
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