RPGツクール アドバンス
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「RPGツクール」の記事における「RPGツクール アドバンス」の解説
2003年4月25日・ゲームボーイアドバンス テストプレイをしながらゲームを製作できる新システム搭載。「プレイ&メイク」のスタイルが可能となる。 通信ケーブルを使って作成したデータを共有することができるため、分担作業による共同制作が可能。ターボファイルアドバンスを使って作成したデータを最大15個保存することができる。ちなみにマニュアルにはターボファイルGBの使用は不可と表記されているが、実際にはターボファイルGBでもデータを保存する事は可能。 戦闘シーンでは携帯機版ツクールでは初めてのサイドビュー戦闘(ファイナルファンタジーシリーズ方式)を採用。ただし戦闘システムは『ツクール4』のようなタイム制ではなく、ターン制である。 ゲームプレイ時に毎回タイトル画面が表示され、スタート・コンティニューを選択させるようになった。また、メイクモードとプレイモードの切り替えが出来、プレイモードでは電源投入時に自動的にゲームが開始されるようになる。これら改良によって、市販ゲームに近い感覚で作ったゲームをプレイできるようになる。 機能、自由度は『RPGツクール2』と『RPGツクール3』の中間程度。『RPGツクール4』で採用された機能の一部も入っている。また、メッセージに漢字を使えるようになった。素材はファンタジー物に特化しており、現代物、近未来物などの素材はほとんどない。 『RPGツクール4』や『RPGツクールDS』ほどではないが、ややバグが多い(スタッフロールにはテストプレイヤーの記述がない)。 サンプルゲーム ジュエルキーパー 主人公はある日、無実の罪で死刑を宣告されてしまう。王が偽者であると気付いた主人公は、その正体を突き止めようとする。コメディタッチのファンタジーRPG。シナリオはメタルマックスシリーズなどを手掛けた宮岡寛が担当。 サンプルロードしても中身を覗くことはできない。 おつかいクエスト チュートリアルを兼ねているため、サンプルゲームでありながら「不完全な」状態になっている。遊びながら不完全な部分を補完していくことによって、『ツクールアドバンス』でのRPGの作り方を学習できるようになっている。 「ツールファイブ」というキャラクターが登場するが、彼らのグラフィックは素材として使用することはできない。
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