POP広告のコツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 14:29 UTC 版)
POP広告の製作は比較的簡単に製作できることは前述したが、資料、情報収集は欠かせない。これからPRしたい商品の内容にかかわる情報(健康食品の場合、専門的な用語の説明等)や、あるいはこれから製作したいPOP広告のデザインに関わる資料(季節感を持たせるアイテム等)はネット上の専門サイト、デザイン関連書籍などを参照すると有効である。それを踏まえて、以下の基本を守れば、最低限POP広告としての体を成す。 POP広告の基本は、商品名と金額、そして説明文(コピー)によって構成される。そしてこれらのバランスを振り分けることによって、様々な目的に応じたPOP広告が製作できる。商品名と金額だけを書いたPOP、説明文を書いたPOPと分けて作成すると価格変更に対応しやすい。 値頃感を打ち出したい場合金額を大きく描き、目立つことに重点を置く。 特定の商品を推奨したい場合その商品の良さを前面に押し出すべく、コピーを目立つようにする。 雰囲気を重視したい場合季節や年間行事、イベントなどに合わせて色紙を用いたり、イラストを描いたりして工夫を凝らす。 綺麗に書く もっとも、それら全てに通じる基本は、「綺麗であること」が前提とされる。崩し字のような乱雑な漢字や色のはみ出しなど汚いPOPはタブーであり、POP本来の能力が発揮されないばかりか、店舗イメージを下げたり、客に不快感を与えてしまうものとなる。 文字を大きくする 小さなPOPの中だと、どうしても文字が小さくなりがちである。一番のキャッチコピーは、出来るかぎり「文字を大きく」するべきである。また、文章の中で「アピール」したい箇所は、少し大きめに書くとメリハリが出るし、見やすくなる。 伏せ字を使う 「伏せ字POP」と呼称される。主にパソコンのパーツを販売する店舗などで用いられる手法とされており、業界色が濃厚に現れている。パーツの用途を敢えて明記せず伏せ字にすることで「様々な用途に使える製品」という印象を与え購買意欲を向上させる狙いがある。また、玄人向けに細かな説明を省いて製品の特長のみを伝える様な、ある種のスラングとして使われるケースも多いとされる。
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