OZ -オズ-とは? わかりやすく解説

OZ -オズ-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/29 15:28 UTC 版)

OZ -オズ-』は、2005年6月30日コナミから発売されたPlayStation 2用3Dアクションゲーム。また、2006年1月26日廉価版が発売されている。

概要

「三位一体システム」といった独自のゲーム性が最大の特徴。また、キャッスルヴァニアシリーズ幻想水滸伝シリーズの製作スタッフも開発に参加しているのも特徴であるほか、隠し要素も多数含まれている。

キャラクターや設定などは『オズの魔法使い』をモチーフとしており、一部のキャラクターにはその登場人物の設定などが反映されている。その他、キャラクターごとにイメージカラーがついている、戦闘形態への変身や仲間と協力して発動する必殺技など、スーパー戦隊シリーズからの影響も見られ、隠しステージ「出動!オズレンジャー」ではそれが色濃く表れている。

売り上げは不振に終わったが、2009年にファミ通誌上で行われた「続編期待ランキング」では29位にランクインした[要ページ番号]

キャッチコピーは「なぜOZは3人なのか?」。

システム

基本的なゲームの流れ

いわゆる面クリア型アクションゲームに類する。3次元CGで構築された空間内で、出現する多数の敵を撃破しながらスタート地点からゴール地点まで移動し、ボスを倒せばステージクリアとなる(ステージによってクリア条件に多少の変化がある)。選択肢の選び方によってストーリーが分岐したり、プレイ内容によってエンディングが変化するなど、RPG的な要素も持っている。

ステージ開始前には必ずメインメニューに移り、エテリア(後述)を消費してアイテムを手に入れたり、それまでのプレイデータを記録したり、難易度を調整したりすることが出来る。

ステージ中は基本的にエリアごとに黄色い結界で仕切られており、そのエリアのすべての敵を倒す、もしくはオブジェクトを破壊する事で結界が消え、先に進めるようになる。反面、基本的に後戻りは出来ないようになっている。エリアに入るとその入口に絶対に消えることのない青い結界が張られ、戻れなくなることが多い。 また、ステージ中ところどころに宝箱が置かれており、その中にはアイテムやエテリアが入っているほか、トラップが敷かれている事もある。

ストーリーモードで一度クリアしたステージは「EXモード」で好きなステージやキャラクターでプレイする事が出来るようになっている。

三位一体システム

本作の最大の特徴となるシステム。プレイヤーが直接操作する主人公と、自動で動いてくれる仲間2人が協力して戦う方式のことで、このゲームを特徴づける最重要システムといえる。

  • 一定のダメージを与えることで敵キャラが「気絶状態」となる(この状態になると頭上に星のマークが表示される)。この状態の敵を「打ち上げ攻撃」または「吹き飛ばし攻撃」で宙に浮かせる。
  • 浮いている敵に味方の追加攻撃が当たれば「パス」成立。パスを繋げる度に「テンションゲージ」が溜まっていく。なお、パスを繋げている時に敵の体力が0になってもダウンしない限りは最大体力分までダメージを与え続けることができ(この時「オーバーキル」状態となり、頭上の星マークが赤くなる)、さらにパスを繋げることが可能となっている。
  • テンションゲージが溜まったら「必殺技」を発動、群がる敵を一掃する。ゲージが多く溜まっているほど強力な技を出せる。なお、必殺技はレベル1から3まで分かれており、レベル1は現在操作しているキャラクターが一人で発動。レベル2は仲間キャラクターの一人と協力して発動(協力キャラクターは任意に変更可能。協力するキャラクター毎にテンションゲージの色が変わる)。レベル3は3人全員で発動する。また、必殺技は発動中は完全無敵状態となり、緊急回避として使う事も出来る。
  • 本作ではプレイヤーの体力が0になっても即ゲームオーバーとはならない。体力が0になると瀕死状態となり少しずつ移動する以外の行動が出来なくなる。この時、体力ゲージの左から青い「瀕死ゲージ」が溜まってゆき、最大体力分まで溜まると一定の体力を残して復活する。また、途中で緑エテリアを取ると強制的に復活する。瀕死ゲージは×ボタンを連打することで早く溜めることが出来るが移動中は出来ない。なお、復活時の体力量と瀕死ゲージが溜まる速度は1回目、2回目、3回目以降と少なくなっていく。また、フィールのみ瀕死状態の仲間に近づくことで強制的に復活させることが出来る[1]。全員の体力が0になるとゲームオーバー。

以上が、戦闘の基本的な流れになる。途切れることなくパス回しをしていくと、味方の攻撃がよりテンションゲージの溜まりやすいものに変化していく。パスを回し必殺技を出すという流れをいかに効率よく出来るか、その戦略がゲームクリアの要である。

属性

プレイヤーもしくは敵の攻撃の中には「属性」を持つものがある。これには以下のものがあり、ダメージと共に様々な特殊効果をもたらす。

  • 炎…一定時間、炎の追加ダメージを受け、通常よりひるみやすくなる。
  • 氷…一定時間、凍って行動不能になる。攻撃を受ける事によっても解除される。
  • 雷…一定時間、しびれて移動や攻撃の速度が通常の半分になる。
  • 光…この属性の攻撃を受けたキャラクターが他のキャラクターに接触、もしくは地上に落下した時に爆発が起こり、周囲のキャラクターにもダメージを与える。

プレイヤーはこれらの属性はアイテムを装備する事によって付与する事が出来る。

装甲形態

ストーリー途中から、後述する青エテリアを取る事で画面左下にある紋章のような形をした「OZゲージ」を溜める事が出来るようになる。これがMAXになるとボス戦時に全員でプレイヤーの武器である「レクス」の力を全開にし「装甲形態」に変身する事が出来る(変身出来ないキャラもいる)。この状態になると、必殺技の攻撃力、防御力、テンションゲージの上昇率が上がり、さらに敵の攻撃の属性効果を無効化する、といった効果が付与され、パワーアップする。なお、装甲形態はステージクリアまで解除されない。

エテリア

プレイヤーに様々な効果をもたらす物質。黄、赤、緑、青の4つに分かれており、それぞれ違った効果を持っている。エテリアは敵を倒すか、宝箱などのオブジェクトを破壊する事で手に入る。

  • 黄…メインメニューでアイテムを入手するのに使う。敵を倒す事で出現し、必殺技で倒すと通常より多く出現する。
  • 緑…取ると体力が回復する。基本的に宝箱に入っているが、必殺技で敵を倒した時に一定の確率で出現する事もある。
  • 赤…取るとテンションゲージが上昇する。緑と同じく基本的に宝箱に入っているが、必殺技で敵を倒した時に一定の確率で出現する事もある。
  • 青…取るとOZゲージが溜まる。ストーリー途中から出現。必殺技で敵を倒した時に一定の確率で出現する。

アイテム

メインメニューでは黄エテリアを消費して様々なアイテムを手に入れる事が出来る。これらは使用する事によってプレイヤーの能力値を上げる物と装備する事によって様々な効果をもたらす、もしくはプレイヤーの衣装を変更するといった物がある。

ストーリー

かつて、「人間」と「カテナ」と呼ばれる種族が共存していた世界。ある時、「神々」と呼ばれる存在が異世界より降臨し、彼らの呪力によって「カテナ」はその手下である「御使い」へと変えられてしまう。やがて人々は神々が災いをもたらすものだと気づき、抵抗を試みたこともあったが、かつての隣人であった御使いによって阻止されてしまった。そして幾百年の時が流れ、人間たちがカテナという種族の存在すらも忘れてしまった頃…世界は神々によって万物の源である力・「エテリア」を奪われ続け、静かな終焉へと向かっていた。妹のドロシーと猫のトトと平穏に暮らしていた少年・フィール。彼の住む村に神々の命を受けた御使いが降り立つ。

登場人物

本編とEXモードで使えるプレイヤーキャラクターの共通特殊コスチュームのモチーフは『サイレントヒル3』のロビー。

旧OZ

アルミラとレオンはかつてOZのメンバーであり、また、フィールはかつてのOZのメンバーであったカインの息子であり、レクスも受け継いでいる事から、実質3人で旧OZとも言える。黒を基調とした服を着ている。3人でそれぞれバランス型、スピード型、パワー型と性能がはっきり分かれているのが特徴。

フィール(Feel)
- 私市淳
本作の主人公。人間(男)。銀髪の少年。首に白いスカーフを巻いている。イメージカラーは。実は本来生まれ得ないはずの人間とカテナのハーフ。そのため、彼はエテリアと交感でき、レクスを扱う事が出来る。彼の父は元OZのリーダーであったカインなのだが、フィールが幼い頃に亡くなっているため、本人はそのことを知らない。本来は争いを好まない心優しい性格だが、神々にさらわれた妹のドロシーを救うべくアルミラ、レオンと共にテオロギアへ旅立つ。トトが変身した斧状の大剣を使って戦う。主人公らしく平均的な性能。また、何故か瀕死状態の仲間を回復させる能力を持つ[1]。装甲形態は甲冑を着た騎士の姿で、胸に赤い宝石のようなものが付いており、背中に翼のような巨大な突起(神々に支配を受けている時に変身した時に出る翼状の突起とは別物)が付いている。
モチーフはブリキの木こり。隠しステージ「出動!オズレンジャー」では「オズ・ブリキ」という事にされていた。
キャッチコピーは「心穏やかな少年」。
専用特殊コスチュームのモチーフは『幻想水滸伝III』の炎の英雄。
アルミラ(Almira)
声 - 田中敦子
カテナ(女)。元OZのメンバー。左目に眼帯を付けている隻眼の女性。巨乳の持ち主。独特な服装や髪型をしている。神々によって知性を強化されているため、常に冷静沈着。杖とレクスに覆われた右足による蹴りを使って戦い、さらに必殺技では足先から青い光弾を放って攻撃する。また、レクスによって強化されているのか、移動速度とジャンプ力が高く、他のキャラが届かないような高所にもジャンプすることが出来る。その反面、全体的に攻撃力は低め。イメージカラーは。フィールによって神々からの呪縛を解かれ、レオンと共に神々に対し反旗を翻すことになる。戦闘では敵の弱点などを的確に見抜き、様々なアドバイスをくれる。装甲形態は異様な形の頭部をした隻眼の女性の姿。
アルミラとレオンには選択肢で変化する好感度が存在し、好感度が低い方がストーリー中盤で一時離脱する(その間はガルムかジュジュが代わりに仲間になる)。
モチーフはかかし。隠しステージ「出動!オズレンジャー」では「オズ・カカシ」であり、本編と違って穏やかな性格のお姉さんになっていた。
キャッチコピーは「明晰な才女」。
専用特殊コスチュームのモチーフは不明だが『ときめきメモリアルシリーズ』に関係あるらしい。
レオン(Leon)
声 - 四宮豪
カテナ(男)。元OZのメンバー。右胸に三本の大きな傷跡がある。神々によって闘争本能を強化されているため、恐れを知らない。レクスに覆われた左腕の巨大な爪を使って戦う。全体的に動きが遅く、リーチもそこそこといった程度だが、攻撃力は最高レベルである。イメージカラーは黄色。アルミラの助けを得たフィールと戦って敗北したことで呪縛が解け、神々を倒すためテオロギアを目指すことに。性格はいい加減で大雑把なため、猪突猛進な発言をしてアルミラやトトから窘められることもしばしば。ぶっきらぼうながらも自分を呪縛から解放してくれたフィールのことを気にかけており、普段は彼を「坊主」と呼ぶが、あるエンディングを経ると一部のゲームモードでの呼称が変化する。
モチーフはライオンであり、装甲形態もライオンのような姿をしている、何故か右胸に変身前と同様の三本の傷跡のような黄色い模様がある。
隠しステージ「出動!オズレンジャー」では「オズ・ライオン」であり、本編とは別人のような爽やかな好青年と化していた。
キャッチコピーは「恐れを知らぬ男」。
専用特殊コスチュームのモチーフは『キャッスルヴァニア』のレオン・ベルモンド。

現OZ

15年前の事件によってカイン・アルミラ・レオンの3人がOZの資格を剥奪され、新たにOZに任命された者たち。旧OZが黒を基調とした服を着ていたのに対し、この3人は白を基調とした服を着ている。チームワークはあまり良くない。全体的に個性的な性能のキャラクターで構成されている。ストーリーを進めていくとEXモードでプレイヤーキャラクターとして使用可能になる。

ヴィティス(Vitis)
声 - 稲田徹
カテナ(男)。現OZのリーダー的存在で、カインとは親友だった。イメージカラーは。レクス制御能力を強化されている。実は12年前、カインによって既に神々の呪縛から解放されており、その時に親友から託されたある頼みを果たすため、神々に仕える振りをしながら彼らを滅ぼす機会を窺っていた。カインの息子であるフィールがアルミラ、レオンを解放したことを知り、神々を倒せるほどの力量があるかを見極めるため、あえて彼らと戦った。
冷徹な性格で、機械のように無駄のない動きで敵を確実に葬り去る。全身を必要な時にレクス化することができ、手足を伸縮自在のブレード状の武器に変化させる事が出来るほか、そこから紫色の光球を発射することもできる。装甲形態は黒い鎧を着た姿で、マントを着ける事も出来る。
ある隠しステージではプレイヤーキャラになり、「EXモード」でも使用することができる。キャッチコピーは「冷徹なる断罪人」。
隠しステージ「出動!オズレンジャー」では「秘密結社テオロギア」の幹部「三神将」の一人「天魔神将ヴィティス」となっており、紫の肌に尖った耳を持った人外の姿をしている。
専用特殊コスチュームのモチーフはバーテンダーだが、なぜか髪型がアフロになる。
ジュジュ(Juju)
声 - 皆川典子
カテナ(女)。現OZのメンバー。ピンクの髪にショートカットの髪型をした少女でイメージカラーもピンクハイレグレオタード型の服を着ており、頭に羽型の髪飾り、首元に桃色の羽型のブローチといったアクセサリーを着けている。防衛本能を強化されているためか、神々以外の他人から干渉されることを極度に嫌う。ガルムとは犬猿の仲で、彼の事を「犬ッコロ」と呼ぶ。レクスは背中に展開された翼で、6枚の羽型のパーツごとに切り離して遠隔操作が可能となっており、対象に直接羽を飛ばして斬り裂くほか、羽の先端からピンク色のビームを発射して攻撃する。そのことから遠距離戦を得意としている。また、羽を自身の周囲を取り囲むように配置し、バリアを作り出すことも出来る。このため、全キャラ中唯一全方位防御が可能。その反面、体力、攻撃力は低めであり、特に体力に至っては全キャラ中最弱となっている。なお、レクスは翼の形をしてはいるが飛行することはできない。装甲形態は鳥と人間の女性を合わせたような姿で、左側頭部に羽型の飾り、腰に翼のような形のスカートが付いており、赤い目に鋭い目つきをしている。
ストーリー序盤のプレイヤーの行動によっては一時的に仲間になる。御使いであった当初は人間でありながらエテリアと交感できるフィールを“神々の子”と思い込み「できそこない」と見下していたが、彼によって呪縛を解かれた後は逆にほのかな好意を抱いている模様。いわゆるツンデレ。また、この事から、自分の瀕死状態を回復させてもらう、もしくは仲間の瀕死状態を回復する時[1]、フィールに対してのみ台詞が変化する。
隠しステージ「出動!オズレンジャー」では「秘密結社テオロギア」の幹部「三神将」の一人「妖魔神将ジュジュ」となっている。他の2人と違い人間の姿をしており、秘密結社テオロギアのシンボルマークが入った帽子と仮面を付けている。本編と同じくガルムとは仲が悪い。
キャッチコピーは「奔放な剣翼」。
専用特殊コスチュームのモチーフの1つは『ときめきメモリアル3 〜約束のあの場所で〜』の私立もえぎの高校の制服だが、もう1つのモチーフは不明だが名称が「私立悪頭高校」との事。
ガルム(Galumn)
声 - 江川央生
カテナ(男)。現OZのメンバー。肉体機能全般を強化されている、頑固で実直な性格の持ち主。外見に似合わず照れ屋である。レクスが肩と頭部全体を覆っているため狼のような顔をしているが、この顔はレクスの一部なので実際の素顔ではない。ジュジュとは価値観の違いから仲が悪い。拳打を主体とした豪快な格闘術を使って戦う。全体的にレオンに良く似た性能を持っているが、体術で戦うためか彼に比べると攻撃範囲が狭い。また、装備できるアイテムの数が少ないが、その分防御力が非常に高く設定されているほか、テンションゲージがLv1以上の時、体力が徐々に回復するという特殊効果を持っている。イメージカラーは。装甲形態時は額に角が生えた狼の姿になる。ちなみに、作中、素顔は最後まで明かされる事は無かった。
ジュジュ同様、プレイヤーの行動によっては一時的に仲間になるが、2人を同時に仲間にすることは出来ない。
隠しステージ「出動!オズレンジャー」では「秘密結社テオロギア」の幹部「三神将」の一人「獣魔神将ガルム」となっており、緑の体色の人狼の姿をしている。本編と同じくジュジュとは仲が悪い。
キャッチコピーは「誇り高き銀狼」。
専用特殊コスチュームのモチーフは『幻想水滸伝3』のコロクとコゴロウ。

その他の人物

ドロシー(Dorothy)
声 - 大前茜
人間(女)。フィールの妹で、彼女もまたエテリアと交感することができる。素直でおとなしいが、芯が強いしっかりもの。兄とトトが大好き。御使いが村を襲撃した際、テオロギアへさらわれてしまう。
実は彼女こそが“神々の子”であり、完全に潜在しているが神々と同等の力を秘めている。神々によって創られた当初は卵のような形をしていたが、カインをはじめフィールや村の人間など、多くの人物とのふれあいを通じて人間と同様の姿に変化し、フィールの妹として過ごしてきた(この頃には誕生当初のように膨大な量のエテリアを無意識に集めることがなくなった。さらにカインの遺志を受けたヴィティスの巧妙な隠蔽によって神々は彼女の所在を長い間見失ったままとなる)。兄であるフィールやドロシー本人は覚えていないが、村の人間達は彼らの出自を知っており、神々や御使いから2人を守るためあえて秘密にしていた。
モチーフは「オズの魔法使い」の主人公の少女・ドロシー。
キャッチコピーは「神々の子」。
隠しシナリオ「ドロシーの大冒険」ではトトをお供にしてプレイヤーキャラとして使用できる。本編終了後にドロシーが描いた絵本という設定のシナリオであり、本編とは逆にフィールを助けるべく旅立つ。全操作キャラクター中最強の攻撃力を誇り、デクリオ種やボス敵であろうと簡単にひるませられるほど。また、トトとの連携必殺技は凶悪の一語に尽き、クリーンヒットさせればラストボスをも数回で倒しきるほどの威力を持っている。但し、EXモードでは使用できない。メインメニュー画面で隠しコマンドを入力するとコスチュームが隠しコスチューム「トトの着ぐるみ」に変化する。
トト(Toto)
声 - 稲葉実
猫(オス?)。とても猫とは思えぬ凶悪な面構えをはじめ、尊大な口調で人語を喋り、背中からコウモリのような羽根を生やして飛行するばかりかフィールの武器にも変身するという、謎に満ちた生物。また、エテリアから様々なアイテムを生成する能力も持つ。ドロシーのみを主人と認め、彼女を助け出すためにフィールに協力している。物語開始前まではドロシーの飼い猫として飼われていたため、彼女の前では喋ったり飛行することはなかった。
元々はカインが装備していたレクスであるが、“神々の子”の力により彼が呪縛から解放された際に器質変化を起こし、自我が芽生えた突然変異体。何故猫のような姿になったのかは不明。ドロシーに対して従順なのは、自我を与えてくれた存在に対する本能的な崇拝意識によるものらしいが、トト本人は自身の出自を覚えておらず、彼自身もその事に関心は無いようである。
隠しシナリオ「ドロシーの大冒険」ではドロシーのパートナーとして自ら戦うが、ドロシー同様EXモードでは使用できないのでプレイヤーが操作する機会はない。
モチーフは「オズの魔法使い」の主人公ドロシーの飼い犬・トト。
キャッチコピーは「奇妙な赤猫」。
カイン(Cain)
声 - 野瀬育二
カテナ(男)。元OZのリーダー的存在。イメージカラーはフィールと同じ。15年前、“神々の子”を討伐する任務を受けアルミラ、レオンと共に赴いた際、偶発的ながら彼のみが神々の呪縛から解放され、“神々の子”がこの世界を救う唯一の希望であると確信。以後神々の追跡から必死の逃避行を続けるが、膨大な量のエテリアを帯びた“神々の子”を連れていたため、追っ手を引き寄せる結果となり一時絶体絶命の窮地に陥った。が、当時細々と活動を続けていた人間のレジスタンス組織に救われ、危機を脱する。その際、彼を手当てし献身的に看護した人間の女性と結ばれ、一人の息子(=フィール)を授かったが、母親となった女性はフィールを出産して間もなく死亡してしまった。生まれ得ないとされていた人間とカテナのハーフが誕生したのは、カインが呪縛から解放された際に“神々の子”の力に触れたことで、彼の体質に変化が生じたためとされている(ちなみにこの時、彼が装備していたレクスにも変化が起こり後にトトとなる)。3年後、逃亡したカインを粛清すべくやって来たヴィティスと交戦、彼を呪縛から解放することには成功するが致命傷を負い、正気に戻った親友に希望を託して息を引き取った。
フィールがカインのレクスを扱えるのは彼と血縁関係にあるという事で、カインと良く似た形の魂を持っているという事によると思われる。装甲形態もフィールとほぼ同じ姿。
序章ではプレイヤーキャラになり、「EXモード」でも条件を満たせば使用することができる。
キャッチコピーは「消えた御使い」。

しもべ

神々がエテリアを使って作り出した擬似生命体。倒されると、元のエテリアに戻る。知能はあまり高くないが、普通の会話を行う事ができ、感情も持っている模様。各所の領地には支配を任された特殊なしもべ(いわゆるボス敵)が配置されている。同じ種類でもより高位の者や特徴が異なる者は姿や末尾の名前(基本的に『種族名・特徴を現すラテン語』という表記。例:『ヴォロ・サギタ』など)が異なる。以下に挙げられているものは種族名である。

ヴォロ [Volo]
最も一般的なしもべ。全体的に丸いフォルムで、背が低い。主に剣や盾、遠距離攻撃の火炎弾を使用する。体力・実力共にしもべの中では最低クラスだが、数だけは多く出てくる。
隠しシナリオ「第35小隊かく戦えり」では、ヴォロをプレイヤーキャラとして使用できるが、物凄く弱い。
テセラ [Tessera]
飛行能力を持つしもべ。体当たりや上空から火炎弾を飛ばして攻撃してくるが、ヴォロ同様にしもべの中では最低クラス。
ベラトル [Bellator]
しもべの中では中堅クラス。背が高く、鎧を纏った様な姿をしている。剣や槍、大斧などの各種武器を使いこなし、ステップで攻撃をかわすこともある。ガード不能技をも備えるため、複数と乱戦になると非常に厄介。
デクリオ [Decurio]
巨人の姿をしており、動きは鈍いが圧倒的な体力と攻撃力を誇る。耐久力も高いため、一対一では怯ませることも難しい。

神々

カテナを洗脳して御使いに変え、エテリアを収奪しこの世界に災いをもたらしているものたち。一種の精神生命体であり、人間などに権威を示す時や敵を排除する際には周囲のエテリアを強制的に融合し、火竜や岩石の巨人など様々な姿に変化する。ちなみに、地・水・火・風の四つの神、そして、最高位の神「至高神」である光神の5体で構成されている。

テンタトリス・マリゲニィ [Tentatores Maligeni]
火神。火竜のような姿をしており、炎を使った攻撃をしてくる。また、しもべの卵を吐き出してくる。
クリミナトレス [Criminatores]
土神。ゴーレムを思わせる岩で出来た巨人の様な姿をしている。その巨体を生かし、力に物を言わせた攻撃をしてくる。体自体は岩の様な物をつなぎ合わせて出来ており、その中心部には緑色のコアがある。このコアを攻撃しないとダメージを与えられない。攻撃を加えることでパーツを破壊することが出来るが、一定時間たつと再生してしまう。
ウルトレス・スケロルム [Ultores Scelorum]
水神。人魚の様な姿をしており、藻を思わせる髪に、翼の様な巨大なヒレを持っており、背中に亀の甲羅がある。普段は水のバリアで身を守っているが、その時に出現する水球を破壊すると本体を表す。
セミナトリケス・マロルム [Seminatorices Malorum]
風神。6枚の翼を持った双頭のドラゴンの姿をしている。動きが素早く、また、飛行していることが多いため、ダメージを与えにくい。
プラエスティギアトレス [Praestigiatores]
光神にして至高神。巨大なを思わせる姿をしている。神々の中でも最高位に位置する存在で、その実力は計り知れない。様々なレーザーや衝撃波で激しい攻撃を繰り出してくる。また、ワープ能力も持っている厄介な存在。

用語

エテリア
万物の源にして自然界のエネルギー。普通の人間の目には見えないが、カテナやフィールの目には粒子状の発光体として見える。微弱だがある種の意思を持ち、高い霊力を持つカテナ達はある程度その意思と交感することができる。
テオロギア
神々の居城。内部はいくつかの階層に分かれており、階層ごとに支配を任された神が棲んでいる。巨大なエテリア集積場としての役割も持ち、階層の神々がそれぞれ好む属性のエテリアが大量に集められている。
ちなみにテオロギアとは“theologia”と表記し、ラテン語で「神学」を意味する。
隠しステージ『出動!オズレンジャー』では悪の秘密結社となっており、「魔神王」と呼ばれる人物が首領となっている。「T」の文字に羽根を付けたものがシンボルマーク。
カテナ
かつては人間と共存していた種族。姿形は人間と同じだがはるかに長い寿命を持ち、高い霊力でエテリアと交感することができる。反面繁殖力が弱く、個体数が非常に少ない。人間との交配もほぼ不可能である。物語開始時点では全員が神々の呪力によって御使いに変えられてしまっている。
御使い
神々のことを崇め、神々の命を忠実に遂行するように洗脳されたカテナ。ただし「神々が絶対の善」と思い込ませる程度であり、それを除けば人格等に変わりはなく、行動や思考などもあくまで自分の意志によるものである[2]。エテリアの意思による助けがあれば、一時的に戦闘不能にするなどの強いショックを与えることで神々からの呪縛を断ち切ることができ、元のカテナに戻れる。
レクス
神々によって作られた、エテリアを具現化した武器。周囲のエテリアを吸収し、実体化する能力がある。神々と力の源を同じくするため、神々が全て滅んだ場合は使用することができなくなる(一部例外もある)。装備者の魂の形によって形状が決まるため、使い手ごとに全く異なる形となっている他、レクスごとにそれぞれ違った色で発光している。御使いの身体の一部を覆うものや独立した武器として携行するものなど、使用形態も千差万別。フルパワー時は装備者の全身を覆う“装甲形態”となるが、この状態では神々からの呪力を強く受けてしまう。この時、背中に翼の形をした突起[3]が現れる。しかし、エテリアが自発的に装備者へ力を貸した場合は、神々からの影響を受けることなく変身が可能。この場合は翼が出て来ない[4]
OZ
御使いの中でも最も強く、神々直属の精鋭部隊である3人を指す。OverZenithの頭文字を取ったもので、本来はカテナの伝説において英雄を表す「頂点を超えし者」という意味の言葉。OZにはそれぞれ紋章があり、基本的に服などに付いている。紋章の形はリーダーの装甲形態を象ったものとなっている。当初はカイン、アルミラ、レオンの3人だったが、15年前に起きた“ある事件”以後降格され、現在はヴィティス、ジュジュ、ガルムがその名を名乗っている。
神狩
過去に神々が支配していた別の世界で、カテナ同様神々にレクスを与えられ傀儡として利用されていた種族の成れの果て。レクスを体内に取り込んで目に映るもの全てを破壊する醜悪な怪物と化し、神々を完全に滅ぼすために次元を越えて散り散りになった彼らを執拗に追い続けている。
神々の子
15年前に神々が神狩に対抗する兵器として、レクスの発展形で生み出された擬似生命体。神々と同等の力を持つほどの存在だったが、兵器には不要である自由意志を持ってしまったために地上へ落とされた。
オルド
空間に様々な仕掛けを作動させる装置。巨大な羽の形をした物と宝珠の形をした物の2種類がある。ゲーム中においては特定のステージに配置されている。

羽型の物は結界を作り出す効果を持っており、ステージによってはこれによって結界が張られ、破壊しないと先に進めない箇所が存在する。必殺技でないと破壊できない。 宝珠型のステージ中に様々な仕掛けを作動させる効果を持っており、破壊することで仕掛けが解除され、先に進めるようになる、もしくは戦闘に有利に出来るようになっている箇所が存在する。こちらは通常攻撃でも破壊可能になっている。

滅神戦隊オズレンジャー
隠しステージ「出動!オズレンジャー」に登場するOZのセルフパロディ的存在。フィールが見た夢の中におけるOZであり、名前通りスーパー戦隊と化している。魔神王という悪者が率いる秘密結社「テオロギア」と日夜戦いを繰り広げているらしい。

その他

  • OPムービーで流れている曲は、『ボロディン』の歌劇『イーゴリ―公』第2幕『だったん人の踊り』。
    • 同曲は家庭用DanceDanceRevolution STRIKEおよび業務用DanceDanceRevolution SuperNOVAにも収録されている。
  • 2005年7月21日に韓国版「CHAINS OF POWER」が発売、2006年2月23日に欧州版「The Sword of Etheria」が発売されている。

関連項目

脚注

  1. ^ a b c ただし、フィール以外のキャラもアイテムを装備する事で可能。
  2. ^ この為、第2話のレオンのように命令に忠実に遂行するものの不満や愚痴を漏らすこともある。
  3. ^ オープニングムービーでアルミラが村を侵攻する場面でしもべと共に空中にいたこと、第8話のボス撃破後のムービーでヴィティスが登場した際、空中を飛行していたところから見てこの翼は飛行能力を有していると考えられる。
  4. ^ ちなみに、作中のムービーでヴィティスが装甲形態に変身している時、神々の支配を受けていないにもかかわらず翼状の突起が出ているのは彼がレクス制御能力で偽装しているためである。

外部リンク


OZ/オズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/18 22:55 UTC 版)

OZ/オズ
Oz
ジャンル
原案 トム・フォンタナ
脚本
  • Tom Fontana
  • Bradford Winters
  • Sunil Nayar
  • Sean Jablonski
  • Sean Whitesell
出演者
テーマ曲作者
  • Rosen
  • Dave Darlington
国・地域 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 6
話数 56 (各話リスト)
各話の長さ 52 – 62分
99分 (series finale)
製作
製作総指揮
プロデューサー
  • Debbie Sarjeant
  • Mark A. Baker
  • Irene Burns
  • Bridget Potter
  • Jorge Zamacona
  • Greer Yeaton
編集 Deborah Moran
製作
  • The Levinson/Fontana Company
  • Viacom Productions (seasons 4–5)
  • Rysher Entertainment (seasons 1–5)
  • HBO Original Programming
配給
  • Warner Bros. Television Distribution
  • CBS Studios International (international)
放送
放送チャンネルHBO
放送期間1997年7月12日 (1997-07-12) - 2003年2月23日 (2003-2-23)
公式ウェブサイト
テンプレートを表示

OZ/オズ』(Oz)は、アメリカ合衆国で作成された1時間のテレビドラマ番組のシリーズ。刑務所を舞台にした人間ドラマ。1997年から2003年にかけて、計6シーズンに渡って全56話、ケーブルテレビ局HBOにて放送された。日本においては、スーパーチャンネル(現・スーパー!ドラマTV)にて2001年12月29日から2005年7月22日にかけて放送された。

作品概要

『オズ』は映画監督であるトム・フォンタナバリー・レヴィンソンによって製作された。 両名は既にNBCネットワークにて、ドラマ『ホミサイド/殺人捜査課』を手がけていたが、 その第58話「暴動」で刑務所を題材にしたことが『オズ』誕生のきっかけとなった。レヴィンソンは企画を地上波ネットワークではなく、表現の規制が少ないケーブルテレビ局、HBOに持ち込み、『オズ』の放送がスタートした。

『オズ』では人種差別、暴力、麻薬、同性愛といった難しいテーマや汚い言葉、セックスシーン、排泄行為など従来では放送不可能な事柄が、大胆に生々しく描写されている。また、企画・脚本はトム・フォンタナ一人が担当しているため、番組は1年間にわずか8本しか製作されておらず、これが番組の質の向上を手助けしている。

タイトルにもある「オズ」とは、最も警備が厳しい重罪犯用のオズワルド州刑務所の通称である。 ドラマの舞台のほとんどは、エメラルドシティ(エムシティ)と呼ばれる実験的区画であり、 新しい囚人更生プログラムのためにティム・マクマナスが立ち上げたものである。 エムシティにはさまざまな人種・社会集団がひしめいているため、その暴力と犯罪の理由は多様であり、囚人たちが希望と挫折の狭間で見せる苦悩は「オズ」の見せ場である。

刑務所内のグループ

オズの78パーセントは黒人であり、人種・グループ間の問題はオズのトラブルの大きな原因である。 第二シーズンでは、マクマナスは代表者会議を開くために囚人を10のグループに分けた。

ちなみに、エムシティに入ることができるのはそれぞれのグループから4人ちょうどであり、このシステムは、アデビシたちの謀略でマクマナスが失脚しクアーンズが新しいエムシティの管理者になった際に廃止された。 再びマクマナスがエムシティに戻ってきたときは、システムは元に戻ったようである。

  • ムスリム
ムスリムは、コーランの朗読と礼拝を日課とし、黒人の生活と労働条件を改善するためにさまざまな運動を繰り広げるグループで、 アフリカ系アメリカ人によって組織されている。 リーダーはカリーム・サイードで、グループでは厳しい規律のもと、麻薬と同性愛は固く禁じられている。 彼らはアーリア人グループとは犬猿の仲だがその他のグループとの争いはほとんどない。 これは暴力を禁じる厳しい規律や強い団結、サイードのカリスマによるものと言える。 サイードの死後はアリフがリーダーとなるが、力不足に悩むことになる。
  • 黒人ギャング
ムスリム同様にアフリカ系アメリカ人のグループ。 構成員はオズ内で最多で、ムスリムとは対照的に麻薬、暴力、殺人など何でもありの強大なグループだが、 それゆえ揉め事も多く、キーンアデビシポエットレディングと頻繁にリーダーが変わった。 無秩序に見える彼らだが、彼らには彼らのルールがあり、潜入捜査をしていたモーベイもその洗礼を受けた。 オズにおける麻薬の売買を仕切っているグループのひとつである。 同じく麻薬売買に関わるイタリアン・マフィアやラティーノとは協力関係を結ぶこともあるが、 腹の底ではお互いに邪魔者を排除し、売買を独占したいと思っている。
  • アーリア人グループ
ヴァーン・シリンガー率いるアーリア人グループは、 黒人、ユダヤ人、その他純粋な白人でない者を嫌う白人至上主義者である。 何より白人の純血を大事にしており、それを破ったものには容赦がない。 シリンガーの腹心の部下であるロブソンは純血の掟を破ったとして除名された。 新入りの囚人を強姦してペットにしたり、有色人種を見せしめに殺すなどオズで最もサディスティックなグループである。 麻薬には反対しており、バイカーたちとはつながりが強い。
  • バイカー
バイカーは麻薬と入れ墨を愛する白人グループで、メンバーは体中にタトゥーを彫っている。 また、主要メンバーはスコット・ロスジャズ・ホイットである。 アーリア人グループとは同盟関係にあり、彼らが黒人グループと対立する時などに協力している。
  • イタリアンマフィア
イタリアンマフィアはオズ内のさまざまな違法行為に関わっている。 他のグループとともに麻薬取引をしているが、黒人ギャングとは反目が耐えない。 第1シーズンではニノ・シベッタがリーダーであり、彼が失脚した後は息子のピーターが後を引き継いだ。 その後、リーダーはアントニオ・ナッパチャッキー・パンカーモと変わった。 グループの影響力は広く、看守にも顔が利く。オズの外ともつながりが強く、取引によって外の人間の殺人も請け負う。 ビーチャーもシリンガーの息子ハンクの殺人を依頼した。メンバーのほとんどがシチリア島の出身である。
  • ラティノギャング
ヒスパニックにより構成されるグループで、ほとんど麻薬の売人である。 オズの中のラテン人はほとんどプエルトリコ人である。 最初はミゲルがリーダーだったが「エル・シド」ことラウル・ヘルナンデスが入所してからは彼にリーダーの座を譲った。 後にモラレスがリーダーとなったときには、イタリア人とつるむことが多かった。 シリーズを通して、ミゲルは、同じラティーノのグエラと仲が悪く、二人の確執はシリーズ終盤まで続いた。
  • アイリッシュ
アイリッシュは少人数の白人グループだが この呼称はマクマナスが決めたものであり、特にグループとして機能しているわけではない。 アイリッシュで注目すべきは、オズでもっとも危険な男、ライアン・オライリーである。 オライリーと敵対した囚人はあらゆる手段で必ず消される。 シリンガーがオライリーの弟シリルを強姦して以来、アーリア人とは仲が悪い。
  • クリスチャン
クリスチャンは囚人にキリスト教を布教している。 他のグループにとって無害なため、あまり抗争に巻き込まれることは少ないが、虐げられることは多い。
  • ゲイ
ゲイのグループは同性愛者で構成されているが、同性と性交渉を持つものが全てこのグループにいるわけではない(シリンガーなどはゲイではなくむしろ彼らを差別しているが、男とセックスはしている)。一部を除き、服装は派手で女性的である。主要メンバーはナット(ナタリエ)・ギンズバーグアロンゾ・トルケマーダ
  • その他
特定のグループに入っていない、オズの中のはみ出し者グループである。 トバイアス・ビーチャークリス・ケラーロバート・リバドオマー・ホワイトオーガスタス・ヒルアガメムノン・ブスマリスがあげられる。

登場人物

囚人

オーガスタス・ヒル
演 - ハロルド・ペリノー、日本語吹替 - 檀臣幸
囚人番号 #95H522
かつて麻薬の売人であった。 逮捕時に警官を銃撃し、その報復にビルから突き落とされ下半身不随となり、オズでは車椅子で生活していた。
麻薬もやめ、アデビシの黒人勢による乗っ取り計画に誘われた際も断るなど、オズ内で一番更生していたが、母の死をきっかけに自暴自棄となり再びドラッグに手を出してしまう。
一方、シリーズの語り部としても登場した。
ミゲル・アルバレス
演 - カーク・アセヴェド、日本語吹替 - 清水敏孝(シーズン4まで)→加瀬康之(シーズン5以降)
囚人番号 #97A413
ラティーノギャングのリーダーだったが自分の統率力のなさに悩み、 エルシドに認めてもらうために看守の目を切り取った。
その後、エルシドに何度も命を狙われるが、その度に逃れ、ブスマリスと一緒に脱獄する。悪運が強い分、大きな騒動に巻き込まれることが多い。
更生を望んでいるが短気な性格が災いし、周囲の理解を得られず疲弊していく。
カリーム・サイード
演 - イーモン・ウォーカー、日本語吹替 - 青山穣
囚人番号 #97S444
自らを政治犯と称する、偉大なムスリムの指導者。
刑務所内の人権・人種問題を解決するためにさまざまな裁判やハンガーストライキなどの活動を繰り広げ、 そのためにマクマナスからは煙たがられている。
憎しみ合いを嫌うカリスマ的存在で、アデビシからも一目置かれていたが、彼を殺害してしまい、その後はダークサイドに落ちていく。
オマーとの交流などによって立ち直った後、ヒルの回顧録を出版するため奔走するが、面会に来た男に銃撃され、志半ばに死亡する。
ライアン・オライリー
演 - ディーン・ウィンタース、日本語吹替 - 鈴木正和
囚人番号# 97P904
アイルランド系。弟のシリルがおり、 オライリーの呼称は一般にライアンを指す。
オズワルド刑務所屈指の策士で、シベッタ、キーン、スタニスロフスキーなどオズの主要人物を始末したが、自分で手を下すことはほとんどない。
ネイサンに恋をし、その歪んだ愛情で次々と問題を起こす。彼女を強姦したキーナンがオズに収容されたときは、珍しく自らがキーナンを殺害し、それ以降は、自分の手を汚すことが多くなる。
製作総指揮のトム・フォンタナは、彼をシェイクスピアの悲劇『オセロ』のイアーゴーにたとえている。
ニノ・シベッタ
演 - トニー・ムサンテ、日本語吹替 - 秋元羊介
マフィアの最初のリーダーであり、オズを牛耳っていた。 アデビシとオライリーにガラスの粉末入りの食事を食べさせられ、入院、死亡する。
ピーター・シベッタ
演 - エディ・マラヴァルカ
ニノ・シベッタの息子で、資金洗浄の罪でオズに収監された。 父親の死後マフィアのリーダーになり、グリン所長の弱みを握るが、アデビシの謀略で入院。
その後、アデビシに復讐を企てるが返り討ちにあい、強姦され精神病棟に入院してしまう。
シーズン5では退院するが、今度はシリンガーに強姦され、グリン所長の圧力もありボロボロになる。
後にオライリーに対し、彼の心の支えであったミーハン神父を呪い殺させたと脅すが、 オライリーにより裏切ったパンカーモにより懲罰房の中で無残に殺される。
トバイアス・ビーチャー
演 - リー・ターゲセン、日本語吹替 - 牛山茂
囚人番号 #97B412
かつてはエリート弁護士であったが、飲酒運転で少女を撥ね死亡させた為オズに収監された。
入所直後からシリンガーに虐待され、親族をも巻き込んだ骨肉の争いを繰り広げることになる。また、ケラーとの愛憎劇はオズの大きな見所の一つである。
元来は平凡な人間だったが、オズでの壮絶な日々によって、たくましく狂気じみた人物へと変わっていく。
迷いの多い人物で麻薬、酒、宗教に救いを求めた。
ヴァーン・シリンガー
演 - J・K・シモンズ、日本語吹替 - 有本欽隆
囚人番号 #92S110
アーリア人グループのリーダーで、非常に冷酷な人物。家族には優しく、息子に麻薬を売りつけようとした売人に対する過重暴行でオズに収監された。
ビーチャーとは犬猿の仲だが、第4シーズンでクルティエ牧師の説教に触れた際は一時期和解したこともあった。
息子は、アンドリュー・シリンガーとハンク・シリンガー、の二人がいる。
サイモン・アデビシ
演 - アドウェール・アキノエ=アグバエ、日本語吹替 - 乃村健次
囚人番号 #93A234
黒人ギャングのメンバーで、自らの欲望に忠実な人物。ナイジェリアからの移民二世であり大柄だが頭はいい。
キーンがリーダーだった頃はあまり目立たなかったが、彼の死後は麻薬取引に積極的に関わった。
しかし、ジャラと出会ったことでアフリカ人の誇りを思い出し、一時期はすっかりおとなしくなった。ジャラがワングラーに殺された後は、黒人によるエムシティ乗っ取りを図った。
ムスリムのサイードを評価しており、彼とともにエムシティに理想郷を築こうとした。
バー・レディング
演 - アンソニー・チスホルム、日本語吹替 - 宝亀克寿
囚人番号 #01R289
ベトナム戦争の帰還兵であり裏社会のルールを知り尽くしている。ポエットに代わり黒人ギャングのリーダーとなる。
ヒルの父親は彼と親友であり、ヒルを子供の頃から面倒を見ている。
ケネス(ケニー)・ワングラー
演 - J.D.ウィリアムズ、日本語吹替 - 小野塚貴志
囚人番号 #97W566
16歳で刑務所に入ったオズの黒人ギャングメンバー。更生のチャンスをマクマナスに与えられるが、周囲の軋轢によって挫折する。妻子持ち。
クリス・ケラー
演 - クリストファー・メローニ、日本語吹替 - 山野井仁
囚人番号 #98K514
詐欺、強盗などさまざまな悪事にかかわり、複数の女性と結婚しながらも男性と関係を持ち、彼らを殺害した。人の心を操るのがうまく、シスター・ピーター・マリーも翻弄された。
ビーチャーとは当初敵として出会うが次第に彼を愛するようになる。しかし、ビーチャーとは対照的な性格であることやシリンガーとの対立が二人の運命を大きく変えていく。
シリル・オライリー
演 - スコット・ウィリアム・ウィンタース、日本語吹替 - 田中一永
囚人番号 #98P204
ライアン・オライリーの弟。ライアンが原因を作った乱闘で知的障害を負い、知能は5歳児程度。
ライアンに頼まれ、ネイサンの夫を殺害しオズに収監された。一度怒ると誰にも止められず、エムシティ内でもたびたび暴力事件を起こす。
特技はボクシング。
ナット(ナタリエ)・ギンズバーグ
日本語吹替 - 小野塚貴志
エイズに侵されたゲイ。フレンドリーな性格で、ナッパやシャーリーともすぐに打ち解けた。
ドナルド・グローヴス
演 - ショーン・ホワイトセル
囚人番号 #97G414
両親を殺害し、母親を食べ、終身刑となったカニバリスト。リバドーと仲が良かった。
ユージン・ドビンス
演 - ズイル・ベイリー
チェロを愛する温厚な人物で、ヒルと仲良くなる。暴動の際に、どさくさに紛れてナイフで刺される。
ジェレマイア・クルティエ
演 - ルーク・ペリー、日本語吹替 - 家中宏
囚人番号 #00C966
プロテスタントの牧師。カトリックのムカダ牧師と一時対立する。ティミー・カークに関わった事から運命が大きく変わってしまう。
オマー・ホワイト
日本語吹替 - 上田陽司
囚人番号 #01W711
いつも人から馬鹿にされているので見返してやりたいという欲求が強く、孤独感から薬物依存になった。マクマナスに際立った親愛の情を寄せる。
かなり短絡的な性格で、そのために、ライアンが思い通りに動かせなかった唯一の人物と言える。
ディノ・オルトラーニ
演 - ジョン・セダ、日本語吹替 - 竹若琢磨
囚人番号 #96C382
ニノ・シベッタの甥。向こう見ずで突っ走る性格でゲイには激しい嫌悪感をあらわにする。
ジェファーソン・キーン
演 - レオン、日本語吹替 - 大黒和広
黒人ギャングたちの元リーダー。ビリーという弟がいる。獄中結婚を経て、サイードと親しくなる。
ライアンの策略に嵌って死刑になった。
シャーリー・ベリンジャー
演 - キャスリン・アーブ、日本語吹替 - 高森奈緒
囚人番号 #97B642
オズ初の女性囚人にして、死刑囚。白人で美しく身嗜みや痩身に気を使う。
看守とも関係を持ち、収監中に妊娠もするが、父親は不明。ムカダ神父に「雨の日も、雪の日も」とヒントを残す。
ポエット
演 - アーノルド・ジャクソン、日本語吹替 - 高戸靖広
囚人番号 #96J332/98J442
詩人。字が書けないが、独自の世界観を絵によって表す事が出来る。本を出版し、恩赦も与えられて釈放となるも、すぐにオズへ戻ってくる。
食堂でフリースタイルのリリックで特定人物を批判したりすることもある。
ロバート(ボブ)・リバドー
日本語吹替 - 西川幾雄
囚人番号 #65R814
殺人により死刑が宣告されていたが、執行中のアクシデントにより命拾いし、そのときから神の声が聞こえるようになった。白血病の孫がいる。
同房のブスマリスとは年配者同士、仲が良いが、彼が自分を置いてミゲルと脱獄し、捕まって戻ってきた際には殺意すら覚える。
アガメムノン・ブスマリス
、日本語吹替 - 高橋翔
囚人番号 #98B242
穴掘りが得意な高齢の囚人。通称「モグラ」。オズでは三度脱獄しようとした。子供向け番組の司会者、ミス・サリーのファン。
アントニオ・ナッパ
日本語吹替 - 清川元夢
ピーターの次にイタリアンギャングたちのリーダーになる。アデビシの陰謀によってエイズを発病し、E区画に移される。
チコ・グエラ
日本語吹替 - 河相智哉
ミゲルとの間に確執があるラティーノギャング。リーダーが誰であろうと、グループのナンバー2であることが多い。
ジェームス・ロブソン
日本語吹替 - 山野井仁
囚人番号 #97R492
シリンガーの腹心の部下。とある事件以来ビーチャーを激しく憎んでおり、シリンガーとビーチャーが和解しそうになる度に妨害した。
不本意に黒人の歯茎を移植し、純血の掟を破ったとしてアーリア人グループから除名された。
チャールズ・パンカーモ
日本語吹替 - 斉藤次郎
アントニオ・ナッパの次にイタリアンギャングたちのリーダーになる。
ボクシングが強く、身内にとっては頼れる存在だが、彼の計画や仕事には詰めの甘さが目立つ。
スコット・ロス
日本語吹替 - 加藤亮夫
囚人番号 #97R518
バイカーグループ看守のダイアンの元夫の友人。ダイアンに執着する。
リロイ・ティッド
日本語吹替 - 阪口周平
囚人番号 #00T255
ギャンググループの1人で、サイードを殺すべくムスリムに近づくが、結果的に改心し、真のムスリムメンバーとなる。
ウィリアム・ジャイルズ
日本語吹替 - 松岡文雄
囚人番号 #58G714
自閉症の傾向のある囚人。シスターのピーターに言いたい事がある。敬虔なクリスチャン。
ニコライ・スタニスロフスキー
日本語吹替 - 諸角憲一
ロシア系ユダヤ人。ライアン・オライリーと、ひとつの携帯電話をめぐって冷戦状態となり、ハウエルの手によって「昇天」する。
ティミー・カーク
日本語吹替 - 河相智哉
囚人番号 #96K423
一般房に収監されており、クルティエ牧師の洗礼を受けてから人格と人生が変わっていく。
ユーリー・コシガン
日本語吹替 - 有本欽隆
ロシアの殺し屋。
ザヒール・アリフ
演 - グランヴィル・アダムス
囚人番号 #97A622
ムスリムのナンバー2。サイードを心から尊敬している一方で、彼の決断を受け入れられないことも多い。
2度ムスリムのリーダーになるものの、実力不足を実感させられる。
アロンゾ・トルケマーダ
演 - ボビー・カナヴェイル
囚人番号 #03T323
夜の帝王と呼ばれるゲイグループのリーダー。最新の合成ドラッグ「ディステニー」を配る。ミゲルに執拗な関心を寄せている。
ウィリアム・カドニー
日本語吹替 - 乃村健次
囚人番号 #99C1241
キリスト教徒。ライアンにある薬物を受け渡ししていた。
ケビン・ケッチャム
演 - スプリーム・アラー、日本語吹替 - 川村拓央
囚人番号 #00K251
黒人の5%だけが正義を理解すると信じる「ファイブ・パーセンターズ」のメンバー。アデビシに近づくが、アデビシを嫌うケラーとライアンにレイモンド・ブラウン殺しの罪を被せられ、仲間から追放される。

刑務所所員、看守

レオ・グリン
演 - アーニー・ハドソン、日本語吹替 - 手塚秀彰
オズワルド州刑務所の所長。刑務所内のトラブルやデブリン知事の圧力に日々悩まされている。
ティム・マクマナス
演 - テリー・キニー、日本語吹替 - 小形満
エメラルドシティの責任者。理想主義者であり、色々な囚人更生プログラムを計画するがうまくいかないことが多い。女性関係にはだらしがない。
グロリア・ネイサン
演 - ローレン・ベルツ、日本語吹替 - 相楽恵美
医務室勤務の女医。ライアン・オライリーに好かれており、それが原因でさまざまな事件に巻き込まれる。
ピーター・マリー・レイモンド
演 - リタ・モレノ、日本語吹替 - 定岡小百合
温厚な修道女であり精神科医でもある。囚人の悩みを聞き入れアドバイスをしているが、それが裏目に出ることが多い。
ダイアン・ウィトルジー
演 - イーディ・ファルコ、日本語吹替 - 園田恵子
女性看守。一人娘を持つシングルマザーで、生活のために不本意ながらオズで働いている。
レイ・ムカダ
演 - B・D・ウォン、日本語吹替 - 河相智哉
バチカンより派遣された心優しい神父。
囚人更生の手助けをし、ミゲルを救おうと奔走したり、ビーチャーとシリンガーを和解させようと努力するが、結果的にそれが最悪の事態を招いてしまう。
宗派の違いからプロテスタントのクルティエ牧師とは一時期対立していた。
クレア・ハウエル
日本語吹替 - 清水千恵
看守。マクマナスに好意を寄せるが、軽い遊びの関係にしかならなかった為、報復を目論む。
傲慢不遜な性格で、他の看守も扱いに困っており、パンカーモに「〝死〟よりも怖い」と言わしめた。
彼女を色仕掛けで利用したライアンですらも、途中から立場が逆転し、苦しめられることとなる。
ショーン・マーフィー
エムシティ看守主任。マクマナスとは旧知の仲で、信頼されている。横柄で私利私欲にかまける看守たちの中では、良心的でまともな数少ない人物。
同じブラックアイリッシュのオライリー兄弟には密かに肩入れするが、ライアンがボクシングで不正を働こうとするのを目撃した際には、きちんと阻止した。
レニー・ブルアノ
日本語吹替 - 楠見尚己
調査員。イタリアンと影で深い繋がりがある
ユージーン・リベラ
看守。過去に囚人のヘルナンデスと対立するグループに所属していた事で目を付けられ、着任早々おぞましい悲劇に襲われる。
カール・メッツィガー
演 - ビル・ファッガーバッケ、日本語吹替 - 乃村健次
アーリア系グループと繋がりがあり、看守主任に昇格してから不穏な動きがあり、マクマナスに怪しまれる。

その他

ジェームス・デブリン
日本語吹替 - 小室正幸
政治的野心に溢れた知事。
シーマス・オライリー
吹き替え:楠見尚己
囚人番号 #03P138
ライアンとシリルの父親。

豆知識

  • オープニングで腕に「OZ」の入れ墨を入れられているのは、製作者のトム・フォンタナである。 DVD(日本では未発売)の音声解説によると、誰もタトゥーを入れたがらなかったので自分が入れたと証言している。
  • ライアン・オライリー役のディーン・ウィンタースとシリル・オライリー役のスコット・ウィリアム・ウィンタースの二人は兄弟役で出演しているが、実際に二人は兄弟である。そして3男の弟ブラッドフォードも『オズ』の脚本作家として参加している。
  • ビーチャーを演じるリー・ターゲセンの実兄クリス・ターゲセンは『オズ』の音楽監督である。
  • サタデー・ナイト・ライブ』でジェリー・サインフェルドが『オズ』の風刺コントをしたことがある。 あらすじは、『となりのサインフェルド』の最終シーズンでサインフェルドが収監された刑務所がオズだったというもので、 セットは実際に『オズ』の撮影で使用された場所である。 ヒルやビーチャー、シリンガー、オライリーなどの登場人物がエムシティでサインフェルドとやり取りをするのを見て双方のファンはとても喜んだという。
  • ミゲル役のカーク・アセベドとトルケマーダ役のボビー・カナベイルは、以前にもドラマ『サード・ウォッチ』で共演している。 そのときはカーク・アセベド演じるポーリーがボビー・カナベイル演じるボビーを銃撃し殺してしまったため、 『オズ』でトルケマーダがミゲルを陥落させたときは「ボビーの逆襲」と『サード・ウォッチ』ファンは喝采した。
  • マクマナスは、「世界セクシーガイコンテスト」で準優勝に輝いた経歴があるとのこと。
  • 吹き替え版でビーチャー役を演じた牛山茂は、 ビーチャーが、ケラーやシリンガーに裏切られ手足を一本ずつ折られていくシーンで気持ちが悪くなったと特別番組で証言している。
  • 製作・脚本・監督・指揮を務めたバリー・レヴィンソンとトム・フォンタナのドラマ『ホミサイド/殺人捜査課』には、『オズ』のメンバーが多数出演している。
  • 『オズ』が作られる前、『ホミサイド』というドラマに正義感溢れる検事役で出ていたジェリコ・イヴァネクにフォンタナが次の作品の出演の打診をすると「今の役とは逆の演出なら」という返答で、デブリン知事が出来た。
  • 『オズ』の話に感銘を受けたキーン役のレオンは もっと長く出たいと頼んだが、フォンタナの脚本が出来上がっていたうえに重要なエピソードであったため、変更は無理であり降板してしまった。
  • ケラー役のクリストファー・メローニは 『Law and Order』の出演が決まったため降板の話も出たが、過酷なスケジュール調整でなんとか乗り切った。 プロデューサーが知り合い同士だから出来た異例のことらしい。
  • ライアン・オライリー役のディーン・ウィンタースが地下鉄に乗った時、居合わせた乗客の中年女性が、ドラマで見た凶悪犯のオライリーが乗って来た!と目を白黒させてしまったので、ディーン・ウィンタースは女性を「大丈夫、あれは演技ですから」と落ち着かせた。
  • マクマナス役のテリー・キニーとシャーリー役のキャスリン・アーブは夫婦である。

外部リンク


OZ -オズ-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 03:20 UTC 版)

オズ・シリーズを基にした作品」の記事における「OZ -オズ-」の解説

コナミ開発・販売PlayStation 2用アクションゲーム基本的な世界観キャラクターなど設定本作品をモチーフにした物である。

※この「OZ -オズ-」の解説は、「オズ・シリーズを基にした作品」の解説の一部です。
「OZ -オズ-」を含む「オズ・シリーズを基にした作品」の記事については、「オズ・シリーズを基にした作品」の概要を参照ください。

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