エム‐アイ【MI】
読み方:えむあい
《mitral insufficiency》⇒僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全
(Mitral insufficiency から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:09 UTC 版)
僧帽弁閉鎖不全(そうぼうべんへいさふぜん、英: mitral insufficiency, MI)または僧帽弁逆流症(そうぼうべんぎゃくりゅうしょう、英: mitral regurgitation, MR)とは、僧帽弁の弁閉鎖機能の障害(僧帽弁の硬化、短縮など)により弁が完全に閉じなくなり、左心室収縮期に血液が左心室から左心房に逆流する疾患。僧帽弁領域において全収縮期逆流性雑音が発生する。軽度では臨床的な症状を示さないが、進行すると運動時の易疲労性を示す。重度では肺の鬱血、水腫が認められる。心電図ではII誘導やaVF誘導でR波の拡大、胸部X線診断では左心房、左心室の拡大と肺の鬱血、水腫が認められる。一般的な治療法は利尿薬、血管拡張薬、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、陽性変力薬を用いた内科療法である。
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- 1 僧帽弁閉鎖不全とは
- 2 僧帽弁閉鎖不全の概要
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