Mazda G platformとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Mazda G platformの意味・解説 

マツダ・Gプラットフォーム

(Mazda G platform から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 00:18 UTC 版)

マツダ・Gプラットフォームとは、マツダのミドルクラスの自動車用プラットフォームの名称である。このプラットフォームを用いる車両のVINコードは、先頭がGから始まる。

GC

GCは、最初のGプラットフォームであり、最初のFFミドルクラスプラットフォームである。2ドアクーペ、4ドアセダン、5ドアハッチバックに対応。フォード・テルスター用はTX5と呼ばれた。テルスターにクーペは設定されていない。製造は日本で行われ、ノックダウン生産などでオーストラリア(テルスターのみ)、ニュージーランド台湾で組立が行われた。南アフリカでは1993年までこのプラットフォームが製造されていた。

GD

GDは、GCプラットフォームを進化させたもので、1987年に登場した。ステーションワゴン用の派生プラットフォームGVが存在する。最初に導入されたのは日本で、後にアメリカのフォードとの合弁会社AAIでも製造された。

  • 1987-1996 Mazda 626(セダン・5ドアハッチバック)
  • 1987-1992 マツダ・カペラ(セダン)
  • 1987-1992 マツダ・カペラC2(クーペ)
  • 1987-1992 マツダ・カペラCG(5ドアハッチバック)
  • 1988-1992 フォード・プローブ(クーペ)
  • 1987-1992 フォード・テルスター AT/AV(セダン)
  • 1987-1992 フォード・テルスター AT/AV TX5(ハッチバック)

ニュージーランドでは、フォード・テルスター・オリオンとして、1997年までGDプラットフォームの製造が行われた。

GV

GVは、GDプラットフォーム派生の、ステーションワゴン版である。GVプラットフォームは1996年まで製造が行われた。

  • 1988-1996 マツダ・カペラカーゴ、ワゴン(ステーションワゴン)
  • 1990-1995 フォード・テルスターワゴン(ステーションワゴン)

ニュージーランドでは、オークランドのフォードとの合弁工場を閉めた1997年まで、フォード・テルスターのセダンやワゴン、およびMazda 626(マツダ・カペラ)ワゴンの製造が行われていた。

GE

GEは、GDプラットフォームの後継プラットフォームとして、1991年に登場した。マツダ・カペラの後継となるマツダ・クロノス) より導入された。

  • 1991-1995 マツダ・クロノス(セダン)
  • 1991-1995 マツダ・アンフィニMS-6(ハッチバック)
  • 1991-1995 フォード・テルスター AX/AY(セダン)
  • 1991-1995 フォード・テルスター AX/AY TX5(ハッチバック)
  • 1992-1994 マツダ・クレフ(セダン)
  • 1993-1997 マツダ・MX-6(クーペ)
  • 1993-1997 フォード・プローブ(クーペ)
  • 1993-1997 Mazda 626(セダン)

この時期、フォード・テルスターは段階的にフォード・モンデオに置き換えられ始めた。日本への導入は1994年、オーストラリアへは1995年である。GEプラットフォームを用いたフォード・テルスターとMazda 626は1992年から1997年の間ニュージーランドにて旧バージョンと並行して製造された。南アフリカでは、それまでのGCプラットフォーム版のMazda 626の後継として1993年から1998年まで製造された。GCプラットフォームを用いたフォード・テルスターの後継には、GEプラットフォームのテルスターではなくフォード・シエラが導入された。なお、GEプラットフォームは当時マツダと提携関係にあった韓国起亜自動車のクレドス(輸出名クラルス)にも用いられた。

GF

GFは、1997年(平成9年)に登場したプラットフォームである。GEで別プラットフォーム化していたカペラと626が、このモデルから再度共通プラットフォーム化した。このプラットフォームを用いたフォード・テルスターは日本のみの販売で、このプラットフォームを最後に日本でも1999年(平成11年)にフォード・モンデオへの置き換えがなされている。

派生プラットフォームとして、ステーションワゴン用のGWとCUV用のCD2が存在する。

  • 1997-2002 マツダ・カペラ(セダン)
  • 1998-2002 Mazda 626(セダン)
  • 1997-1999 フォード・テルスター(セダン)

GW

GWは、GFプラットフォーム派生の、ステーションワゴン版である。

  • 1997-2001 マツダ・カペラワゴン(ステーションワゴン)
  • 1997-1999 フォード・テルスターワゴン(ステーションワゴン)

GG

GGは、GFの後継プラットフォームとして、2002年に登場した。フォード・モーターの「CD3プラットフォーム」は、このGGプラットフォームをもとにしている。ステーションワゴン用の派生プラットフォームにGYが存在する。

リアのマルチリンク式サスペンションは、マツダのHCプラットフォームで用いられていた「Eマルチリンク」によく似ている。フォードによる設計にも似ているが、マツダの技術者は、これをEマルチリンクへのリバイバルであると説明した。

GY

GYは、GGプラットフォーム派生の、ステーションワゴン版である。

GH

GHは、GGおよびGYプラットフォームを改良したもので、2008年に登場した。

GJ

SKYACTIV TECHNOLOGYの一環として、2012年11月に登場した。

  • 2012- マツダ・アテンザ(海外名:Mazda6)
  • 2012- マツダ・アテンザワゴン(海外名:Mazda6ワゴン)
    • 2019- マツダ・MAZDA6ワゴン

「Mazda G platform」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Mazda G platform」の関連用語

Mazda G platformのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Mazda G platformのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマツダ・Gプラットフォーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS