MaskedTextProvider クラス
アセンブリ: System (system.dll 内)


MaskedTextBox コントロールには、リテラル文字と書式設定要素で構成されるマスクが含まれており、マスクに対してすべてのユーザー入力がテストされます。Windows フォームでは、特定のマスク解析エンジンを MaskedTextBox に永続的に関連付けるのではなく、MaskedTextProvider クラスによって表される個別のサービスとして提供します。このクラスは、Mask プロパティに関するドキュメントで説明するマスク言語の構文を定義します。
MaskedTextBox クラスのメンバの多くは、関連付けられた MaskedTextProvider の同様の名前が付けられたメンバへの実装を参照します。たとえば、MaskedTextBox クラスの MaskedTextBox.PromptChar プロパティは、MaskedTextProvider クラスの PromptChar へのすべてのアクセスを参照します。
MaskedTextProvider で使用されるマスク解析エンジンは、Microsoft Visual Basic Version 6 に含まれるマスク エディット コントロールの後にモデル化されたものです。そのマスク言語については、Mask プロパティに関するドキュメントに記載されています。
MaskedTextProvider クラスに関連する 3 種類の文字列を次に示します。
文字列名 | |
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マスクが適用される入力として使用する文字を表します。実際には、入力文字列は Add、Replace、InsertAt、Remove などの複数の入力操作で構成できます。したがって、入力文字列に直接アクセスすることはできません。ただし、入力文字の処理のさまざまな部分は、AllowPromptAsInput と AsciiOnly、ResetOnPrompt、および ResetOnSpace の各プロパティを使用して設定できます。 | |
入力文字列を書式設定された文字列に変換する際に使用する入力書式設定マスクを表します。この文字列は、MaskedTextProvider で設定し、主に Mask プロパティからアクセスします。マスクの特性は、Length、PasswordChar、PromptChar の各プロパティなど、他のメンバを通じて使用することもできます。 | |
フル マスクを入力文字列に適用したときの結果を示す文字列を表します。書式設定された文字列には、Item、Length、LastAssignedPosition、MaskFull、MaskCompleted、FindEditPositionFrom など、クラスの多数のメンバで問い合わせることができます。書式設定された文字列の完全な値は、ToDisplayString メソッドおよび ToString メソッドから使用できます。 |

System.ComponentModel.MaskedTextProvider


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
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System.ComponentModel 名前空間
MaskedTextBox
MaskedTextBox.MaskedTextProvider
Mask
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