K-19とは? わかりやすく解説

K-19

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/21 04:57 UTC 版)

K-19




K-19

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ニコライ・ザテエフ」の記事における「K-19」の解説

詳細は「K-19 (原子力潜水艦)」を参照 1961年7月4日、K-19はグリーンランド南方沖を航海中、右舷原子炉接近困難な区画冷却水漏れ発生し冷却系急減圧した冷却水喪失によって原子炉過熱し始め制御棒危険にさらした。ザテエフは、これが核爆発につながると誤解していた。彼は、この爆発近くNATO軍基地損傷与えソ連アメリカの間で核戦争引き起こす可能性があると考えた。 このことについて、ミハイル・ゴルバチョフは後に”K-19で爆発起これば、それは軍事的な挑発か、北アメリカ沿岸核攻撃企てていると取られる可能性があった。アメリカNATO即時反撃第三次世界大戦きっかけとなる可能性があった。”と述べている。 7月4日以降原子炉入ったクルー8人が日を追うごとに亡くなったが、応急修理施した冷却システムによって大惨事になることは避けられた。K-19は事故母港まで曳航され、原子炉交換2年間にわたって行われた事故後、ザテエフとクルー事故について他言しないよう命じられ事故の件はK-19の交代クルーにも、死亡したクルー家族にも知らされることはなかった。 ミハイル・ゴルバチョフノルウェー・ノーベル委員会宛に書いた2006年2月1日付けノーベル平和賞推薦状取り上げたインテルファクス通信によると、1990年までこの事故秘匿されており、放射線被曝犠牲となったクルー遺体は鉛製の棺桶埋葬されたという。また、この時点での存命者139人中56であった事故後のザテエフは海軍で陸上勤務続けた1962年から1965年にかけて、レニングラード海軍士官学校学びその後レニングラード海軍基地部門長続いてモスクワの海本部勤務となった1972年造船所からの新造艦承認担当する海軍試験部門の長となった1986年退役し1990年以降積極的にソビエト海軍退役軍人活動関与していた。1998年、K-19事故時の副長アルヒーポフの死から9日後の8月28日長い闘病生活の末、肺がん亡くなる。遺体モスクワのクズミンスコエ墓地ロシア語版)で、K-19の事故亡くなった、5人の仲間近く埋葬された。

※この「K-19」の解説は、「ニコライ・ザテエフ」の解説の一部です。
「K-19」を含む「ニコライ・ザテエフ」の記事については、「ニコライ・ザテエフ」の概要を参照ください。

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