ノルウェー・ノーベル委員会
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ノルウェー・ノーベル委員会(ノルウェー・ノーベルいいんかい、Den norske Nobelkomite)は、ノーベル平和賞の受賞者を選考する機関。ノルウェーの国会が指名する5人の政治家が選考委員を務めている。委員会は5人の委員とその中から選ばれる代表者からなる。ノーベル研究所の所長が委員会の事務局長を務める。
アルフレッド・ノーベルは、ノルウェー人のみがこの委員会の委員になるべきとは指示していない。しかし、ノルウェー国会は、1905年6月にスウェーデンとの同君連合(Personalunion)を解消した時点で、外国人を委員に加えることは想定していなかった。これまでのところ、ノルウェー人以外が選出されたことはない[1]。委員は5人の委員と3人の予備要員を再選の可能性込みで6年間の任期で選出する。
1977年より現職国会議員の委員への選出を取りやめ、それを受け、委員会の名称も「ノルウェー国会ノーベル委員会」から「ノルウェー・ノーベル委員会」に変更されている[2]。
会議の議事録は作成されず、異論の出るような決定においてもいかなる弁明もしない。
委員
2024年から3年間の委員は下記のとおりである[3]。
- ヨルゲン・バトネ・フリードネス (委員長) - 2024年から委員長。同年の平和賞を受賞した日本被団協の選出は「サプライズ」と語っている[4]
- Asle Toje 副委員長, 2029年まで任期
- アンネ・エンガー
- Kristin Clemet
- Gry Larsen – 2029年まで任期
脚注
- ^ ノーベル賞の国際政治学 -ノーベル平和賞の歴史的発展と選考過程-,吉武信彦,高崎経済大学地域政策学会,地域政策研究,vol.13-4,pp.23-40,2011-02
- ^ ノーベル平和賞,在ノルウェー日本国大使館
- ^ “Valg av medlemmer til Nobelkomiteen”. Stortinget. 1 February 2021閲覧。
- ^ “被団協へのサプライズ授賞、39歳委員長が抱く少年時代の「記憶」”. 朝日新聞デジタル. 2024年10月12日閲覧。
外部リンク
ノルウェー・ノーベル委員会
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「劉暁波」の記事における「ノルウェー・ノーベル委員会」の解説
2010年12月10日に開かれたノーベル賞授賞式において、ノルウェー・ノーベル委員会委員長のトルビョルン・ヤーグランは演説の中で「劉は何も悪いことはしていない」と、釈放を求めた。
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