ノルウェー中央銀行総裁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 08:09 UTC 版)
「イーダ・ヴォルデン・バーチェ」の記事における「ノルウェー中央銀行総裁」の解説
2021年12月、ノルウェー中央銀行の次期総裁となることを志願し、イェンス・ストルテンベルグ氏とともに最有力候補と目された。同時期には、ノルウェー放送協会(NRK)が放送中にバーチェの履歴書の一部しか掲載しなかったことが物議を醸した。後に国営放送は間違いを訂正し、バーチェの履歴書の欠けている部分を掲載した。 オルセン総裁が2022年2月に辞任することが発表された後、2月4日には次期総裁がストルテンベルグに決まり、バーチェは総裁の地位に就かず、ストルテンベルグがNATO事務総長としての任期を終えるまでの間、暫定的に総裁代理を引き受けた。ストルテンベルグは同年9月末、あるいは10月1日にNATO事務総長を辞し、12月に総裁に就任する予定であったが、3月23日に今後も事務総長にとどまる可能性があるため、予定通り年末に中央銀行総裁に就任できないことが明かされ、3月24日、ウクライナでの戦争に関するNATO首脳会議の後にストルテンベルグはNATO事務総長をもう1年続けることを表明し、次期総裁を辞任することを明らかにした。そして、ストルテンベルグが引き受けるはずだった任期を埋めるためにバーチェが指名されそのまま総裁に就くこととなった。 総裁に就任した当日(3月24日)のうちに、バーチェは銀行として金利を引き上げることを発表し、次のように述べた。「現在、我々が見通しとリスク状況を評価している通り、主要な政策金利は6月にさらに引き上げられる可能性が高い」と述べた。
※この「ノルウェー中央銀行総裁」の解説は、「イーダ・ヴォルデン・バーチェ」の解説の一部です。
「ノルウェー中央銀行総裁」を含む「イーダ・ヴォルデン・バーチェ」の記事については、「イーダ・ヴォルデン・バーチェ」の概要を参照ください。
- ノルウェー中央銀行総裁のページへのリンク