ノルウェー代表におけるキャリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 07:24 UTC 版)
「ベンテ・ノルドビー」の記事における「ノルウェー代表におけるキャリア」の解説
ノルドビーは17歳の時、1991年8月30日に行われたアメリカとの試合で代表デビューした。同年開催の1991 FIFA女子ワールドカップでは第2ゴールキーパーとして出場し、大会準優勝を経験した。1993年のUEFA女子選手権、1994年のアルガルヴェ・カップ優勝時の代表チームにも参加していた。 1995年より、それまで正ゴールキーパーを務めてきたライドゥン・セート (Raidun Seth)に替わって、ノールビーが正ゴールキーパーとして試合に出場するようになった。1995 FIFA女子ワールドカップでは、ノールビーは準々決勝のデンマーク戦で1得点を許したものの、それ以外は決勝戦のドイツ戦も含め、全試合で無失点のまま守りきり、大会優勝に貢献した。 1996年にはサッカー競技に初めて女子部門が設けられたアトランタオリンピックに出場。1次リーグを首位通過したが、準決勝でアメリカに1-2で敗退。3位決定戦ではブラジルに2-0で勝利して銅メダルを獲得した。 アルガルヴェ・カップでは1995年度はグループリーグでスウェーデンの後塵を拝して3位決定戦に回ったものの、1996年度、1997年度と連続で優勝を経験した。 1999 FIFA女子ワールドカップでは、準決勝で中国に0-5のスコアで惨敗し、3位決定戦に出場した。相手はアトランタオリンピックでも3位決勝戦を戦った相手、ブラジル。スコアレスドローの末PK戦にもつれ込んだが、プレチーニャ以外の全員に決められてしまい (一方ノルウェーは、シーリェ・ヨルゲンセンとアン・クリステン・アーロネスのふたりが失敗)、ノルウェーは4位の成績に終わった。 翌2000年のシドニーオリンピックでは、1次リーグのアメリカ戦こそ0-2で落としたものの、決勝戦ではグロ・エスペセト、ラグンヒル・グルブランセン、ダグニー・メルグレンのゴールで3-2でアメリカを下し、金メダルを獲得した。 ノルドビーは2002年に一度代表引退を表明していたが、2003年に復帰。同年開催のワールドカップでは準々決勝のアメリカ戦に0-1で破れたが、この試合でミア・ハムのPKを止め、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。 ワールドカップで順位が低かった事が原因で、ノルウェーはアテネオリンピックへの出場を逃してしまった。その後も代表に招集され、2005年のUEFA女子選手権にも出場したが、決勝戦でドイツに敗れて準優勝の成績で大会を終えた。 2007年。ノルドビーは2007 FIFA女子ワールドカップに出場。既に正ゴールキーパーの座を降りていたものの、アメリカ代表のクリスティン・リリーと共に、5大会のワールドカップに連続出場した3、4人目の選手となった。ノルウェーは3位決定戦でアメリカに破れ、4位の成績で終わったものの、ノールビーはFIFAのオールスターチームの一員として選出された。同年のFIFA最優秀選手賞に、4回目となるノミネートもされている。 同年10月27日、ノルドビーはUEFA女子選手権予選のロシア戦に出場する。この試合が代表最後の試合となった。翌2008年1月に代表引退を発表している。
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