JR東日本以外のJR各社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 20:13 UTC 版)
「東日本大震災による鉄道への影響」の記事における「JR東日本以外のJR各社」の解説
北海道旅客鉄道(JR北海道)では、津波警報により道南から道東にかけての太平洋沿岸部を通る路線を運休した。津軽海峡線(青函トンネル)は3月15日から運転を再開した。 東海旅客鉄道(JR東海)では、津波警報により東海道本線の一部区間・参宮線・紀勢本線(亀山駅 - 新宮駅間)で運転見合わせが発生した。津波警報解除に伴い運転再開。 四国旅客鉄道(JR四国)では、津波警報により牟岐線の全線、および土讃線の太平洋沿岸部を通る後免駅 - 窪川駅間を運休した。牟岐線は12日17時13分運転再開、土讃線は13日の始発から運転を再開した。 西日本旅客鉄道(JR西日本)では津波警報により紀勢本線(きのくに線;和歌山駅 - 新宮駅間)が運休し、12日の夕方以降に運転を再開した(ただし特急列車は13日から)。また福島県浪江町にある鉄道部品メーカーが被災し、直流モーターの消耗部品の調達が困難になったことで、同社在来線のほぼすべての電化線区で間引き運転を行うことを発表した。京阪神地区(アーバンネットワーク)以外の地区では4月2日から間引き運転を実施したが、当面の部品調達のめどが立ったために4月8日始発から通常運転を再開した。当初は京阪神地区でも4月11日から実施される予定だったが、こちらは間引き運転実施前に中止となった。JR西日本では上記の山陽新幹線と九州新幹線鹿児島ルートとの相互直通運転開始に伴うダイヤ改正を3月12日に控えており、ダイヤ改正前日限りで引退する485系「雷鳥」のさよなら式典や、改正により北近畿地区での本格運用が始まる287系の出発式典が行われる予定だったが、すべて中止された。 九州旅客鉄道(JR九州)では、大分・宮崎・鹿児島に発表された津波警報により日豊本線が杵築 - 鹿児島中央間で、日南線が全線にわたって運休し、警報が解除される12日まで続いた。JR九州では上記の九州新幹線鹿児島ルート全線開通に伴うダイヤ改正を3月12日に控えており、改正前日限りで引退する485系のさよなら式典や、改正により宮崎地区での本格運用が始まる787系の出発式典が行われる予定だったが、すべて中止された。改正と同時に指宿枕崎線で運行開始される予定であった「指宿のたまて箱」も津波警報により3月12日は運休し、翌13日から運行開始した。なお、九州新幹線全線開業から100日後にあたる6月19日に、九州新幹線4駅で「百日祝出発式」と称した出発式を実施した。
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