Hi-Fiデッキの普及とは? わかりやすく解説

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Hi-Fiデッキの普及

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 15:44 UTC 版)

VHS」の記事における「Hi-Fiデッキの普及」の解説

1983年昭和58年1983年3月谷井昭雄高野鎮雄RCAのジャック・ソーター副社長の3人の写真が、当時世界最大国際週刊誌タイム』の表紙飾った。 同1983年4月ソニーステレオHi-Fi音声記録方式ベータHi-Fi)を採用した「SL-HF77」を家庭用1/2インチビデオとしては世界で初め発売したベータHi-Fi従来ベータ機と輝度信号が4.4MHzから4.8MHzへ高域へのキャリアシフト伴っており厳密な意味で互換性失われたが、ベータHi-Fi録画されテープ従来ベータ機で再生してもほとんど問題にならなかった。 ベータ陣営Hi-Fi化に対抗し、同1983年5月には松下電器音声専用ヘッド搭載し磁性体への深層記録使用しノーマルVHS互換性のあるHi-Fiステレオオーディオ機能追加した「NV-800」を発売。この機能VHS Hi-Fiステレオ標準規格として採用された。松下の独自規格によるVHS Hi-Fi機「NV-800」はHi-Fi音声トラック信号処理dbx使っていた。「NV-800」が採用したHi-Fi音声磁性体への深層記録用いたHi-Fi方式VHS規格化するにあたりdbxドルビー社のライセンス料回避のため、両社特許抵触しない信号処理技術開発され採用された。そのため「NV-800」で録画されビデオカセットを、ビクター「HR-D725」以降発売され正式なVHS Hi-Fi規格ビデオデッキ再生すると、厳密に正式なVHS Hi-Fi規格との互換性が無いため、音声多少歪む可能性がある。 同1983年秋には、ビクターから初め正式なVHS Hi-Fi規格対応した「HR-D725」が発売されている。このD725などの機種前述ノーマル音声方式での録画・再生も可能でドルビーBにも対応していた。ダイナミックレンジ当初80dB以上、1986年昭和61年以降機種ではCD音声ダイナミックレンジとほぼ同等の90dB以上に向上した周波数特性20 - 20,000 Hzと、こちらもCD音声周波数特性とほぼ同等である。 これにともないノンHi-Fiステレオ機器1980年代には生産終了した。ノンHi-Fiステレオ音声対応した最末期モデルとしては1988年発売Hi-fiおよびS-VHS対応機『HR-S10000』(ビクター)などがあった。国内メーカーによるノンHi-FiモノラルVCR単体機は1990年代後半生産終了[要出典]。テレビデオはしばらくノンHi-Fi機の生産続いたが、2000年代初頭には終了した1992年平成4年)に高野鎮雄68歳死去したとき、VHSビデオデッキ普及台数は3.7億台であった

※この「Hi-Fiデッキの普及」の解説は、「VHS」の解説の一部です。
「Hi-Fiデッキの普及」を含む「VHS」の記事については、「VHS」の概要を参照ください。

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