HLOOKUP 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses
説明
指定したテーブルまたは配列の上端行で特定の値を検索し、その値と同じ列で、指定された行にある値を返します。HLOOKUP 関数は、比較する値がデータ テーブルの上端行に入力され、その位置から指定された行だけ下にある値を取り出す場合に使用します。比較する値が検索データの左端列にある場合は、VLOOKUP 関数を使用してください。
HLOOKUP 関数の "H" は、横方向 (horizontal) の検索を意味します。
書式
HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, [検索の型])
- 検索値 必ず指定します。範囲の上端行で検索する値を指定します。検索値には、値、セル参照、または文字列を指定します。
- 範囲 必ず指定します。目的のデータが含まれるテーブルを指定します。セル範囲の参照、またはセル範囲名を指定します。
- 範囲の上端行の列のデータは、文字列、数値、論理値のいずれでもかまいません。
- 検索の型に TRUE を指定した場合、範囲の上端行のデータは、昇順に並べ替えておく必要があります。並べ替えないと、正しく計算が行われません。昇順の並べ替えでは、数値は 1 〜 9、アルファベットは A 〜 Z、かなは "あ" 〜 "ん"、ブール型の値は FALSE から TRUE、日付は古い順に配列されます。検索の型に FALSE を指定した場合は、範囲のデータを並べ替えておく必要はありません。
- 英字の大文字と小文字は区別されません。
- 値を昇順に、左から右に並べ替えます。詳細については、「範囲またはテーブルのデータを並べ替える」を参照してください。
- 行番号 必ず指定します。目的のデータが入力されている行を、範囲内の上端から数えた行数で指定します。行番号に 1 を指定すると、範囲の上端行の値が返され、行番号に 2 を指定すると、範囲の上から 2 行目の値が返されます。行番号が 1 未満のときは、エラー値 #VALUE! が返され、行番号が範囲の行数を超えるときは、エラー値 #REF! が返されます。
- 検索の型 省略可能です。検索値と完全に一致する値だけを検索するか、その近似値を含めて検索するかを、論理値で指定します。TRUE を指定するか省略すると、検索値が見つからない場合に、検索値未満で最も大きい値が使用されます。FALSE を指定すると、検索値と完全に一致する値だけが検索され、見つからない場合はエラー値 #N/A が返されます。
解説
- 検索の型に TRUE を指定し、検索値が見つからない場合は、検索値未満で最も大きい値が使用されます。
- 検索値 が範囲の上端行の最小値より小さい場合、エラー値 #N/A が返されます。
- 検索の型が False で、検索値が文字列の場合、半角の疑問符 (?) または半角のアスタリスク (*) をワイルドカード文字として使用することができます。ワイルドカード文字の疑問符は任意の 1 文字を表し、アスタリスクは任意の文字列を表します。ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符やアスタリスクを検索する場合は、その文字の前に、"~*" のように半角のチルダ (~) を付けます。
使用例
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
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