GA-007
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/17 05:34 UTC 版)
パイロット:選択ルートにおけるヒロイン GA-006 シャープシューターと共に白き月の内部から発見されたが、外装処理などが終わっていなかった7番目の紋章機。専用機でないため、特に固有の名称は付けられておらず、「7番機」「決戦兵器」と呼ばれている。「Moonlit Lovers」において、ヴァル・ファスクの一人であるネフューリアの戦艦『オ・ガウブ』を破壊するため、白き月と黒き月の技術を結集させて作られた機体である。 全長300mを超える急造の高速巨大砲艦として作られた。 クロノ・ブレイク・キャノンの砲身に直接推進用のエンジンを取り付け、ネガティブ・クロノ・フィールド・キャンセラー(ゲーム中では「フィールド・キャンセラー」と呼称)を搭載、それに7番目の紋章機をコントロールユニットとしてセットしている。そのため、クロノ・ブレイク・キャノンを除くと自衛用の最低限の装備しか施されていない。 紋章機の適性があるものなら誰でも動かすことが出来るが、急造だったために操縦系統などが繁雑となり、全紋章機中、後述するNEUEの合体紋章機を除くと、唯一の複座式(タンデムコクピット)に改造されている。サブパイロットはメインパイロットのテンションを最も高めることができる人間が良いとされている。オペレーターとなる人間を乗せることで追加された各種の装備の管制を行う。また、パイロットとリンクするH.A.L.O.はサブパイロットにも適用されるため、H.A.L.O.内で2人の精神がリンクすることとなり、「Eternal Lovers」ではその特性を利用して、タクトの記憶を失ったヒロインとタクトをリンクし、失った記憶を取り戻せないかと計画されていた。 全長はエルシオールの半分ほどもあり、格納する際はエルシオールのハッチを埋め尽くし、それでも下半部が突き出すほどの巨体である。機体そのもののほとんどの部分がクロノ・ブレイク・キャノンであるため、一見すると、クロノ・ブレイク・キャノンに紋章機がしがみついているように見える。なお、紋章機の色は白(パーソナルカラーで塗装されていない)。 「Moonlit Lovers」の決戦後、白き月に保管されていたが、「Eternal Lovers」において、ヴァインにクロノ・ブレイク・キャノンごと奪われる。が、そのヴァインがゲルンの命に逆らい、ルシャーティを連れて逃亡した際に激しい攻撃を受けた結果、クロノ・ブレイク・キャノンは修復可能だったが7番機本体はもう使い物にならない状態になった。同作では2度、敵機として参戦し、レーザーキャノン(桃)、同(青)、対空レーザー、自動追尾型ファランクス、対艦ミサイル、対空ミサイルらしき武器を装備している。なお、『絶対領域の扉』にて、クロノ・ブレイク・キャノンはエルシオールに取り付けられた状態で再登場した。
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