ErrObject.Raise メソッド
アセンブリ: Microsoft.VisualBasic (microsoft.visualbasic.dll 内)
構文Public Sub Raise ( _ Number As Integer, _ <OptionalAttribute> Optional Source As Object = Nothing, _ <OptionalAttribute> Optional Description As Object = Nothing, _ <OptionalAttribute> Optional HelpFile As Object = Nothing, _ <OptionalAttribute> Optional HelpContext As Object = Nothing _ )
Dim instance As ErrObject Dim Number As Integer Dim Source As Object Dim Description As Object Dim HelpFile As Object Dim HelpContext As Object instance.Raise(Number, Source, Description, HelpFile, HelpContext)
public void Raise ( int Number, [OptionalAttribute] Object Source, [OptionalAttribute] Object Description, [OptionalAttribute] Object HelpFile, [OptionalAttribute] Object HelpContext )
public: void Raise ( int Number, [OptionalAttribute] Object^ Source, [OptionalAttribute] Object^ Description, [OptionalAttribute] Object^ HelpFile, [OptionalAttribute] Object^ HelpContext )
public void Raise ( int Number, /** @attribute OptionalAttribute() */ Object Source, /** @attribute OptionalAttribute() */ Object Description, /** @attribute OptionalAttribute() */ Object HelpFile, /** @attribute OptionalAttribute() */ Object HelpContext )
public function Raise ( Number : int, Source : Object, Description : Object, HelpFile : Object, HelpContext : Object )
- Number
必須。エラーの性質を識別する Long 型の整数。Visual Basic エラーの番号は 0 ～ 65535 の範囲です。0 ～ 512 はシステム エラー用に予約されています。513 ～ 65535 はユーザー定義エラーに使用できます。クラス モジュールの Number プロパティに固有のエラー コードを設定する場合は、エラー コード番号を vbObjectError 定数に追加する必要があります。たとえば、エラー番号 513 を生成するには、vbObjectError + 513 を Number プロパティに割り当てます。
- Source
省略可能。エラーが生成されたオブジェクトまたはアプリケーションを指定する String 型の式。このプロパティにオブジェクトを設定する場合は、project.class という形式を使用します。Source が指定されていない場合は、現在の Visual Basic プロジェクトのプロセス ID が使用されます。
- Description
省略可能。エラーを説明する String 型の式。省略した場合、Number プロパティの値が調べられます。Visual Basic ランタイム エラー コードに対応する可能性がある場合、Error 関数によって返される文字列は Description プロパティとして使用されます。Number プロパティに対応する Visual Basic エラーがなかった場合は、"アプリケーション定義エラーまたはオブジェクト定義エラー" メッセージが使用されます。
解説詳細については、Visual Basic のトピック「Raise メソッド (Err オブジェクト)」を参照してください。
Number 以外の Raise 引数は、すべて省略可能です。オプション引数を省略した場合に、Err オブジェクトのプロパティ設定の値がクリアされていなければ、これらの値がエラーの値として使用されます。
Err オブジェクトは、Error ステートメントを使ってエラーを生成させるよりも豊富な情報を備えているので、クラス モジュールを作成する場合にエラーを発生させるには、 Raise メソッドが便利です。たとえば、Raise メソッドを使って、エラーを発生させたソースを Source プロパティに指定したり、エラーのオンライン ヘルプを参照したりできます。
使用例Err オブジェクトの Raise メソッドを使用して、Visual Basic で作成された関数でエラーを生成する例を次に示します。呼び出し元の関数は、エラーを検出してメッセージ ボックスでユーザーに表示できます。
Const WidthError As Integer = 1 Const WidthHelp As Object = 101 Sub TestWidth(ByVal width As Integer) If width > 1000 Then Err.Raise(vbObjectError + 512 + WidthError, "TestWidth", _ "Width must be less than 1000.", "HelpFile.hlp", WidthHelp) End If End Sub Sub CallingProcedure() Try TestWidth(2000) Catch ex As Exception MsgBox(ex.Message) End Try End Sub
プラットフォームWindows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
バージョン情報参照ErrObject クラス
ErrObject メンバ
Microsoft.VisualBasic 名前空間
ArgumentException Class
その他の技術情報
Raise メソッド (Err オブジェクト)
Err オブジェクト (Visual Basic)
Clear メソッド (Err オブジェクト)
Description プロパティ (Err オブジェクト)
Error ステートメント
HelpContext プロパティ (Err オブジェクト)
HelpFile プロパティ (Err オブジェクト)
LastDllError プロパティ (Err オブジェクト)
Number プロパティ (Err オブジェクト)
On Error ステートメント (Visual Basic)
Source プロパティ (Err オブジェクト)
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