Dolomiteとは? わかりやすく解説

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ドロマイト【dolomite】

読み方:どろまいと

苦灰石

苦灰岩


ドロマイト

読み方どろまいと
【英】: dolomite
同義語: 苦灰岩  

炭酸塩岩一つ苦灰岩ともいう。岩石構成する炭酸塩鉱物50 %以上が、苦灰石 CaMg(CO32 よりなる炭酸塩岩である。大部分苦灰岩は、石灰岩中の方解石霰石あられいし}(いずれの化学成分も CaCO3)がマグネシウムに富む間隙水かんげきすい}との反応で、苦灰石化(dolomitization)して生じたのである初めから苦灰岩として堆積たいせきしたものは、岩塩層や石こう層と共在して蒸発岩一部として産出する。ドロマイトは、ち密で不浸透性の部分多く帽岩として有用であるが、苦灰石化や二次的な溶解によって孔げきが発達することがあり、良好な貯留岩にもなる。ドロマイトを油層とする油田は、わが国では秋田県福米沢{ふくめざわ}油田だけであるが、世界的に見ると比較的多い。

苦灰岩


ドロマイト

分子式C2CaMgO6
その他の名称ドロマイト、Dolomite


苦灰石(Dolomite)

苦灰石
Minas Gerais,Brazil
CaMg(CO3)2 標本の幅約5cm

透明度高く明る黄色結晶美しい苦灰石の標本です。

苦灰石(Dolomite)

苦灰石 苦灰石
Azkarate Quarry,Eugui,Navarre,Spain
CaMg(CO3)2 画像の幅約3.3cm、6cm

苦灰石(ドロマイト)の結晶集合体です。
白色塊状産出することが多い鉱物ですが、この産地では無色透明
立派な菱形結晶産出します

苦灰石(Dolomite)

苦灰石 苦灰石
Black Rock,Lawrence Co.,Arkansas,USA
CaMg(CO3)2 画像の幅約3cm標本の幅約8.1cm

苦灰石(ドロマイト)の結晶集合体です。
白色塊状産出することが多い鉱物ですが、この産地では結晶面
曲がったピンク色結晶産出します
無色透明白色鉱物方解石(Calcite)です。

ドロマイト

(Dolomite から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/21 04:11 UTC 版)

ドロマイト
ドロマイト

ドロマイト (dolomite) は、鉱物である苦灰石(CaMg(CO3)2)、あるいは岩石である苦灰岩を指す。どちらを指すか区別できないので、苦灰岩のことはドロストーン (dolostone) ともいう。また、鉱石名としても使われる。

鉱石の色は灰色か白色で、石灰石に似ている。石灰石が海水中で変容して生成する。

鉱物としてのドロマイト(苦灰石、白雲石)

岩石としてのドロマイト(苦灰岩、白雲岩)

用途

ほか

産地

参考文献

関連項目

外部リンク



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