DSMの診断基準
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 08:57 UTC 版)
DSM[どれ?]の診断基準に挙げられている症状は次の通り。 コミュニケーションにおける質的な障害視線の相対・顔の表情・体の姿勢・身振り等、非言語行動がうまく使えない。例:会話をしていても目線が合わない。叱られているのに、笑っている。 発達の水準にふさわしい仲間関係が作れない。 興味のあるものを見せたり指さしたりする等、楽しみ・興味・成果を他人と自発的に共有しようとしない。 対人的または情緒的な相互性に欠ける。例:初対面の人に対する無関心。 意思伝達の質的な障害話し言葉の発達に遅れがある。または全く話し言葉がない。例:クレーン現象 言語能力があっても、他人と会話をし続けることが難しい。例:一問一答の会話になってしまう。長文で会話ができない。 同じ言葉をいつも繰り返し発したり、独特な言葉を発する。例:人と会話をする際に同じ返事や会話を何度もする。 発達の水準にふさわしい、変化に富んだ『ごっこ遊び』や社会性を持った『物まね遊び』ができない。 限定され、いつも同じような形で繰り返される行動・興味・活動(いわゆる「こだわり」)非常に強く、常に繰り返される決められた形の一つ(もしくはいくつか)の興味にだけ熱中する。例:特定の物、行動などに対する強い執着心。 特定の機能的でない習慣・儀式にかたくなにこだわる。例:物を規則正しく並べる行動。 例:水道の蛇口を何度も開け閉めする行動。 常同的で反復的な衒奇(げんき)的運動物体の一部に持続的に熱中する。例:おもちゃや本物の自動車の車輪・理髪店の回転塔・換気扇など、回転するものへの強い興味。 例:手をヒラヒラする。体を前後に揺らす。
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