dominion
「dominion」とは
「dominion」は、主権や支配権を意味する英語の単語である。主に、特定の地域や領土に対する統治権、またはある範囲内での絶対的な支配権を指す。たとえば、「The king had dominion over his kingdom」(王は自分の王国に対する支配権を持っていた)という具体的な文脈で使われることが多い。「dominion」の発音・読み方
「dominion」の発音は、IPA表記では/dəˈmɪn.jən/となる。IPAのカタカナ読みでは「ダミニオン」、日本人が発音するカタカナ英語では「ドミニオン」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、一定の読み方が存在する。「dominion」の定義を英語で解説
「Dominion」 is a term that refers to sovereignty or control. It is often used to describe the absolute authority or control over a particular territory or area. For example, it can be used in the context of "The queen has dominion over her realm", indicating the queen's absolute authority over her territory.「dominion」の類語
「dominion」の類語としては、「sovereignty」、「supremacy」、「control」、「authority」などが挙げられる。これらの単語も同様に、特定の領域や範囲に対する支配権や統治権を表す。たとえば、「The emperor has sovereignty over his empire」(皇帝は自分の帝国に対する主権を持っている)という文脈で使われる。「dominion」に関連する用語・表現
「dominion」に関連する用語や表現としては、「dominate」、「dominator」、「domination」などがある。「dominate」は動詞で、何かを支配する、優位に立つという意味がある。「dominator」は名詞で、支配者や優位な存在を指す。「domination」は名詞で、支配や優位性を表す。「dominion」の例文
以下に、「dominion」を使用した例文を10個提示する。 1. The president has dominion over the country.(大統領は国家に対する支配権を持っている) 2. The company gained dominion over the market.(その会社は市場に対する支配権を得た) 3. The church has no dominion in political matters.(教会は政治的な問題に対する支配権を持っていない) 4. The dominion of the empire extended across continents.(その帝国の支配権は大陸を超えて広がっていた) 5. The dictator maintained his dominion through fear.(独裁者は恐怖を通じて自身の支配権を維持した) 6. The wildlife reserve is under the dominion of the government.(野生生物保護区は政府の支配下にある) 7. The dominion of the king was absolute.(王の支配権は絶対的だった) 8. The dominion of the law is supreme.(法の支配権は最高である) 9. The dominion of the sea by the navy was unchallenged.(海軍による海の支配権は無抵抗だった) 10. The dominion of the land was granted by the monarch.(その土地の支配権は君主から与えられた)ドミニオン
(DOMINION から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/22 03:01 UTC 版)
ドミニオン(dominion, Dominion)は英語の一般的な単語で、頭文字が小文字のdominionでは「支配権」や「支配領域」を元来は意味し、頭文字が大文字のDominionの場合は「自治領」を意味していた。そのためかつてイギリス帝国領土だったカナダ・インド・パキスタンなど各地で使われていた。例えばその当時のカナダ正式名称はDominion of Canadaであり、あるいはインドの正式名称はDominion of Indiaであり、そしてこれらの国では略して自国のことを単にドミニオンと呼んだ時期があるため、一部地域ではドミニオンは自国を示すニュアンスがある。
また、聖書には詩篇72番8節(欽定訳聖書による):He shall have 'dominion' also from sea to sea, and from the river unto the ends of the earth.(王が海から海まで、大河から地の果てまで、'支配'しますように)という記述があり、ここで記述される支配には抑圧的な支配ではなく、穏やかで平和的な秩序だった世界というニュアンスが含まれる。よって単語の訳語としては支配ではあるが、含まれるニュアンスは日本語の支配とは幾分違う。このニュアンスが違う「支配」を司る天使である主天使もドミニオン(Dominions)と使われるため、それらから天使名から派生した名称も存在している。
欧米では比較的良い印象があり、独立や自立、あるいは平和や平穏に近いイメージ、あるいは他の干渉を受け付けないというニュアンスがある単語でもあるため、企業名などに使われることも多い。カナダ5大銀行であるトロント・ドミニオン銀行や、アメリカの電力会社ドミニオン・エナジー、あるいは投票システムを提供するドミニオン・ヴォーティング・システムズなどもこの名称を冠している。また、変わったところではゲームの名称や漫画名、曲名、軍艦名、プロレス興行名、SF上での名称などにも転用されている。
領土、領地の意味からの派生
- イギリス帝国の自治領。
- ニューイングランド王領 - 自治領の意味はない
- インド連邦 (ドミニオン)
- パキスタン (ドミニオン)
- セイロン (ドミニオン)
- ドミニオン (スタートレック) - 『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』に登場する惑星間同盟。
- ドミニオン (カードゲーム) - Rio Grande Gamesより2008年秋にリリースされたカードゲーム。日本語版はホビージャパン40周年記念商品として2009年春に発売。
- Dominion: Prequel to the Exorcist - 2005年に公開されたアメリカのホラー映画。
- ドミニオン (2018年の映画) - 2018年に公開されたオーストラリアのプロパガンダ映画。
企業、商業、興行
- トロント・ドミニオン銀行 - カナダにある銀行。カナダ5大銀行の一角で資産規模2位
- ドミニオン・エナジー - アメリカにある電力ガス会社。
- ドミニオン・ヴォーティング・システムズ - カナダと米国にある選挙集計システムを提供する企業
- ドミニオン (プロレス興行) - 新日本プロレスが主催する興行名。およびPPV。
- ドミニオン (企業) - 日本にあるIT会社。
主天使に由来する名称
- ラリタン社のKVMスイッチの名前。
- beatmaniaIIDX17 SIRIUSの楽曲。
- ドミニオン (漫画) - 士郎正宗の漫画およびアニメーション作品。
- アークエンジェル (ガンダムシリーズ)#ドミニオン - 日本のテレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の宇宙戦艦。
- ストライク・ザ・ブラッド - 真祖たちが自らの手で治める領地の名前。
イギリス海軍の艦艇
- ドミニオン (戦艦) - キング・エドワード7世級戦艦。
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