DMF15系エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 06:16 UTC 版)
DMF15系エンジン(DMF15けいエンジン)は、日本国有鉄道(→JRグループに継承)の気動車に走行用として搭載され、また客車・特急形気動車の発電用エンジンとしても用いられるディーゼルエンジンである。キハ40系用として大量に採用された。
注釈
- ^ 中間冷却器はDMF15HZ・HZAのみ装備。
- ^ その経緯についてはキハ60系の項を参照されたい。
- ^ 最高許容回転数50,000 rpm、機関定格出力での回転数41,600 rpm、圧力比1.28。
- ^ この系列の発電用エンジンを搭載した12・14系客車、それにキハ181形を合わせると340両以上になり、その製作台数は決して少なくない。
- ^ ヘッドガスケットの吹き抜け対策として3シリンダ1ヘッド構成であったものを3シリンダ3ヘッド構成(DMH17系など旧来と同様)に変更、潤滑油のエンジン・圧縮機での系統分離、定格出力の引き下げなど。
- ^ この改造は「過給機の能力強化」「燃料噴射量の増大」「調時系の改良」を内容としており、「直接噴射化」は行われていない。この改造内容を記した『鉄道ピクトリアル』増刊「新車年鑑1998年版」の記事は、当時のJR九州運輸部車両課執筆による信頼性の高いものである。しかしながら、この文献以外では改造内容の詳細を記録している文献は少ない上、実車は比較的短期間で再改造されて消滅し実地に検証もできなくなっていることから、特に再改造・消滅以後に書かれた文献では、この改造について過去の文献等を確認することなく、「直噴化」と誤って記しているものが存在する(『鉄道ピクトリアル』2017年1月号(No.927)p.161など)。それらの記述は根拠のない伝聞に由来するものであり、この改造で直噴化は行われていないことに注意する必要がある。
出典
- 1 DMF15系エンジンとは
- 2 DMF15系エンジンの概要
- 3 諸元
- 4 脚注
固有名詞の分類
- DMF15系エンジンのページへのリンク