Concerto in D (Stravinsky)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Concerto in D (Stravinsky)の意味・解説 

弦楽のための協奏曲 (ストラヴィンスキー)

(Concerto in D (Stravinsky) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/30 09:22 UTC 版)

弦楽のための協奏曲 ニ調英語: Concerto in D for string orchestraもしくはイタリア語: Concerto in Re)は、イーゴリ・ストラヴィンスキー1946年に完成させた弦楽合奏のための協奏曲新古典主義時代のストラヴィンスキーが作曲した、2つある室内楽編成の合奏協奏曲のうちの1つである。

成立の経緯

パウル・ザッハーの依嘱により、(旧)バーゼル室内管弦楽団(略称はBKO)の創立20周年を祝して作曲されたことから、『バーゼル協奏曲』の愛称でも知られる。1947年1月27日に、ザッハーの指揮とBKOの演奏によって初演された。作品の最も興味深い特徴は、ニ長調からニ短調へと浮遊する箇所である。

バレエ音楽としてもたびたび使用されている。特に有名なのはジェローム・ロビンズの台本と振付による『檻』で、侵入してきたオスを殺すメスの蜂の話になっている[1]ニューヨーク・シティ・バレエ団によって1951年に上演された。原曲からは予想もつかないスキャンダラスな内容のため、ストラヴィンスキーは困惑したが、その成功を喜んだ[2]

楽章構成

  1. ヴィヴァーチェ Vivace
  2. アリオーゾアンダンティーノArioso: Andantino
  3. ロンドアレグロRondo: Allegro

脚注

  1. ^ The Cage, New York City Ballet, https://www.nycballet.com/ballets/c/the-cage.aspx 
  2. ^ ロバート・クラフト『ストラヴィンスキー 友情の日々』 上、青土社、1998年、96頁。ISBN 4791756541 

外部リンク


「Concerto in D (Stravinsky)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Concerto in D (Stravinsky)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Concerto in D (Stravinsky)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの弦楽のための協奏曲 (ストラヴィンスキー) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS