BJ・FJ型とは? わかりやすく解説

BJ・FJ型(1951年 - 1955年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 10:05 UTC 版)

トヨタ・ランドクルーザー」の記事における「BJ・FJ型(1951年 - 1955年)」の解説

警察予備隊(現・陸上自衛隊)への納入狙い、トヨタ・ジープBJ型として開発され1951年昭和26年)に試作車完成したシャシは同の1,000 cc小型トラックトヨペット・トラックSB型梯子形フレーム改良しSB型同様に4輪リーフリジッドのサスペンション備える。シャシ強度高め後輪駆動基本に、トランスファー切り替え前輪駆動可能な四輪駆動仕様とした。 エンジン当時、4 t積大型トラック大型バスなどに用いられていたシボレーエンジンの亜流設計である直列6気筒OHV・3,400 cc初代B型ガソリンエンジン搭載した。この当時トヨタ量産されるエンジンは、小型車1.0 L・直列4気筒S型大型車両用3.4 L・直列6気筒B型という両極端クラス2種しかなく、2.2 L級であったウイリス・ジープ比肩する性能クラス4気筒エンジンがなかった(AK-10に搭載されC型エンジンウイリス同級だが、戦後量産化されなかった)ため、排気量大きなB型搭載したトランスミッション大型トラック用を流用したトルク余裕のある粘り強いエンジン特性合わせトランスミッション、ファイナルギア共に歯車比が低いことから、副変速機備えていない。「B型エンジン搭載したJeep」型車ということで、型式は「BJ型」となった警察予備隊車両採用試験には、トヨタBJのほか、日産・4W60型も参加したが、入札結果三菱当時ノックダウン生産していたウイリス・ジープ採用された。他の2車は敗れ当初の目的果たせなかったが、その後国家地方警察国警こっけい)のパトロールカーとして採用された。 トヨタBJ基本型の「BJT型」(ツーリング)、無線連絡車の「BJR型」(ラジオ)、消防用シャシの「BJJ型」(略号Jの意味不明)の3タイプカタログモデルとされ、その他の変り型」は特装扱いとした。その後消防活動中運転条件厳し消防用シャシには、1949年昭和24年)に登場したF型エンジン設定された。

※この「BJ・FJ型(1951年 - 1955年)」の解説は、「トヨタ・ランドクルーザー」の解説の一部です。
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