3次までの総括
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:00 UTC 版)
「F-X (航空自衛隊)」の記事における「3次までの総括」の解説
これら第3次までのF-Xでは、いくつかの騒動あるいは汚職疑惑(F-104J/DJ採用の逆転劇やダグラス・グラマン事件)がありながらも、結局は候補機の中で一番性能が高く、アメリカ軍でも運用しており有事の際の補給を受けやすい機種を採用してきた。 また、いずれの機種も導入前半の数年から数十機は完成機購入(輸入)やノックダウン生産で調達されたものの、すぐに日本国内の航空機産業によるライセンス生産に移行した。開発元に支払うライセンス生産料が高いことがネックであったが、生産が進行するにつれて徐々に国産化率が高められていき、国内航空機産業の技術向上と生産基盤維持に大きな貢献を果たしてきた。 3機種ともにライセンス生産の主契約企業は三菱重工業であったが、エンジンのライセンス生産をしたIHI(旧称:石川島播磨重工業)をはじめ、日本の航空機産業に関わるほぼすべての企業が何らかの形で生産にかかわっていた。 F-15J/DJF-4EJF-104J三面図・線画 原型機初飛行1972年 1958年 1954年 運用状況1984年 - 現役 1975年 - 2021年 1964年 - 1986年 価格86億 - 101億円 20億 - 40億円 運用国4ヵ国 11ヵ国 14ヵ国 エンジン数双発 双発 単発 全長19.40 m 19.20 m 16.69 m 全幅13.1 m 11.71 m 6.68 m 全高5.60 m 5.02 m 4.10 m 空虚重量12,973 kg 13,757 kg 6,350 kg 最大推力(A/B使用)10,800 kgf × 2 8,120 kgf × 2 70.9 kN 最大速度M2.5 M2.23 M2.0 戦闘行動半径1,900 km 680 km 680 km 実用上昇限度19,000 m 18,975 m 15,420 m ハードポイント数8ヶ所 9ヶ所 5ヶ所 乗員1名/2名 2名 1名
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