2009年の知事選挙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 08:29 UTC 版)
「ニュージャージー州副知事」の記事における「2009年の知事選挙」の解説
ニュージャージー州は2009年に初の副知事を選出する。2009年6月の予備選挙後に州知事候補の副知事指名について州憲法の曖昧な表現の明確化を意図して法令A.3902が協議され、コーザイン州知事が署名、2009年6月25日、同知事の署名により法制化する。憲法により知事候補者は「指名」後30日以内に、副知事を指名するよう規定されたところ、「指名」が予備選挙日当日か、その選挙の得票数の最終集計結果が出て州務長官により承認された日付か、混乱が生じた。州法の定義では、予備選挙は「6月の最初の月曜日の後の火曜日」に行われるとしている。しかしながら予備選挙で当選が報告された候補者も、選挙後に州の21郡の職員に問い合わせをして公式結果を得るまで、公的には当選とは認められない。これにより州務長官が回収の遅れた不在者投票を集計する時間を確保(すなわち州外に駐留する軍に所属する有権者の票)し、投票集計の最終調整の算出と法的紛争の訴訟手続き、必要に応じて再集計を実施できる。 法令A.3902はこの副知事候補の指名期限を明確化し「予備選挙自体ではなく、予備選挙結果から30日後で州務長官により認定された日付」と規定した。この法令はまた、6月の予備選挙結果が認定される日数を86日(期限を8月に設定)から、6月の第4金曜日すなわち選挙後4週間以内に短縮している。法制化により、ニュージャージー州の知事候補者は知事代行を兼務する副知事の指名発表までさらに3週間半の余裕を得た。2009年ノ場合、発表の締め切りは7月2日(予備選挙の30日後)から7月27日(選挙結果承認の30日後)に変わった。 締め切り前週、11月の総選挙に立候補した知事候補者3人は副知事候補を指名した。現職で民主党知事候補でもあるコーザインは、ロレッタ・ワインバーグ上院議員を選んだ。コーザインの対抗馬で共和党候補クリス・クリスティはニュージャージー州の元検事長で、モンマス郡保安官キム・ガーダーニョを副知事に指名する。無所属知事候補クリス・ダゲットが副知事候補に指名したフランク・J・エスポジートは歴史学者で元キーン大学学部長である。2009年11月3日にクリスティがコーザインに勝利、得票は48.5%(117万4,445票)と44.9%(108万7,731票)、ダゲットは5.8%(13万9,579票)を集めた。クリスティ知事の当選によりキム・ガーダーニョは州初の現代版副知事への就任が決定した。クリスティとガーダーニョは2010年1月19日に就任式を迎え着任する。
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