2004年球界再編問題において
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「白いボールのファンタジー」の記事における「2004年球界再編問題において」の解説
2004年、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの球団合併問題からパ・リーグ消滅・1リーグ化の機運が高まった時に、この曲が多くのパ・リーグファンによって口ずさまれ出し、「パ・リーグの存続」という意識を高めるテーマソングと化した。パ・リーグ公式戦の場でも、応援合戦の際に両チームの応援団ともこの曲を歌い合い、応援するチームとは別に、リーグ存続のために協調しよう、とのメッセージ交換とも言うべき光景がこのシーズン中各球場で見られた。 ネットなどで歌詞や楽譜を載せたサイトは既にあったが、それとは別に、「もう一度オリジナル曲が聴きたい」という声が日増しに高まっていった。レコードを製作したビクター側もファンの熱意に押され、再リリース化に向けて動き出したが、以前製作したのが20年以上前と古く、何より非売品であったためオリジナルのマスターテープが所在不明となっていたことや、レコードから盤起こしする場合でも状態の良いものが必要なため、再リリース化は困難を極めた。 ところが、同年8月になって、ようやく同社倉庫からマスターテープが発見され、再び陽の目を見ることとなった。その後、同年9月29日にビクターからシングルCDとして再リリースされ、オリコン週間チャート最高41位を記録した。その後発売されたコンピレーションアルバム「COREZO! トランザム ベスト」にも収録された。 2004年9月23日、大阪ドームでの近鉄対オリックス戦での試合前、来場者に対してオリックス・近鉄球団選手も含む12球団の選手の歌声を収録した日本プロ野球選手会公認CD(非売品)を配布している。なおこのCDに収録されている歌詞はセ・リーグの選手も参加しているということで、一部が変更になっている。 参加選手(当時の所属球団)、アーティスト礒部公一・川尻哲郎・大西宏明・鷹野史寿(近鉄)、金田政彦(オリックス)、建山義紀・金村曉(日本ハム)、古田敦也・五十嵐亮太(ヤクルト)、今岡誠(阪神)、嶋重宣・永川勝浩(広島)、サンプラザ中野・バーベQ和佐田(爆風スランプ)、田中雅之(元クリスタル・キング)、AXBITES(前田英勝、山口将宏、熱海岳志、逢川唯人)
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