2度の大戦と人気の高まりとは? わかりやすく解説

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2度の大戦と人気の高まり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 15:30 UTC 版)

ボクサー (犬)」の記事における「2度の大戦と人気の高まり」の解説

そのような状況下、ボクサードイツ最初に警察軍隊活用され犬種となり、1900年までには実用としての地位確立したといわれるヨーロッパ各国にも紹介され多く文明国禁止されるまでは、闘犬興行にも用いられた。第一次世界大戦勃発すると、ボクサー軍用犬赤十字として活用されメッセンジャー荷役警護などさまざまな用途活躍したことから、戦後1920年代に、ヨーロッパで人気犬種として脚光を浴びた1925年には、ドイツでワーキング・ドッグとしての承認受けている。この過程で、ボクサー使役犬としてはやや小さいことが懸念されたことから、スタンダード定められ体高が、漸次引き上げられた。ボクサースタンダードは、1905年ドイツ初めて公式に制定されたが、以降数回修正経て1938年改定されたものが、現在まで用いられている。 アメリカでは1903年3月開催されシカゴではじめボクサー紹介され、このとき出展されがその年に生んだメスが、アメリカンケネルクラブ (AKC) で登録され最初ボクサーとなった1915年には、ボクサー最初チャンピオンAKC認定されている。しかし、ボクサー世界的に人気集めるのは、1940年代のことである。第二次世界大戦の終戦後、軍のマスコットとなっていたなどが帰還兵らに持ち帰られたことにより、ボクサーはコンパニオン・ドッグ(伴侶)や警護として、またショー・ドッグとしても人気博しアメリカで有数人気犬種となった。現在ボクサーの「4大基礎といわれる犬たち今日存在する全てのボクサーには、そのいずれかの血が必ず流れているといわれる)のうち3頭が、戦後ドイツからアメリカ渡ったこともあり、多く優秀なボクサーアメリカで作出されたが、アメリカ人たちは彼ら独自の好みに従ってボクサー体形洗練させ、被毛色も改良した現在のボクサーは、頑健力強く気品のあるドイツ・タイプと、スマートでスタイリッシュ優美なアメリカ・タイプの2系統大きく分かれ前者ドイツ中心とするヨーロッパ全土に、後者南北アメリカアジア広まっている。 日本には、1934年昭和9年)にはじめてドイツから神戸港輸入されたが、第二次世界大戦後駐留軍アメリカ人兵士たち持ち込んだことによって、広く知られるようになった昭和30年代から40年代にかけて多数飼育され、現在、人気ランキングの上位にくる犬種ではないが、根強い人気がある。

※この「2度の大戦と人気の高まり」の解説は、「ボクサー (犬)」の解説の一部です。
「2度の大戦と人気の高まり」を含む「ボクサー (犬)」の記事については、「ボクサー (犬)」の概要を参照ください。

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