1998年 - 2007年:解散と再結成
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SWVは1998年に一度解散し、各メンバーは個々の道を歩むことになる。SWV解散後、ココはRCAからソロアルバム『ホット・ココ(Hot Coko)』を1999年8月にリリースし、息子ジャズ(Jazz)に捧げたファーストシングル「サンシャイン」は99年夏のR&Bチャートトップ40位入りしている。だがアルバムもシングルもSWVで成し遂げたような成功を収めるにはいたらなかった。2001年はじめ、ココはソロとしてのセカンドアルバム『ミュージック・ドール』の作成に取り掛かっていたが、RCAがブラック・ミュージック部門を閉鎖したため同アルバムはお蔵入りとなった。それからのココは家族に目を向けるようになり、やがてイスラエル・アンド・ニューブリードのドラマー、マイク・"ビッグ・マイク"・クレモンズと結婚した。このビッグ・マイクはココの2人目の息子ジェイロンの父親でもある。2001年、ココとココの母親クライド・"Lady Tibba"・ギャンブル(Clyde "Lady Tibba" Gamble)の歌ったエリック・クラプトンの「ティアーズ・イン・ヘヴン」のリメイク曲がアルバム『Rhythm and Spirit: "Love Can Build a Bridge"』に収録された。このアルバムにはジェニファー・ホリディ、パティ・ラベル、トラメイン・ホーキンズらが参加している。ココは、2002年にはブレント・ジョーンズ&T.P.モブのシングル曲「midnite」にも参加しており、2003年ユースフル・プライズのゴスペルアルバム『Thank you for the Change』の「Up There」リードボーカルを歌った。 ココのゴスペルアルバム『グレイトフル』は米国で2006年10月31日にリリースされ、ビルボード・トップインデペンデントアルバムチャートで5位につけた。このアルバムにはクラーク・シスターズの「エンドウ・ミー」をフェイス・エヴァンス、ファンテイジア、リル・モーと共に歌った曲も収録されている。フェイス・エヴァンス抜きの別バージョン「エンドウ・ミー」はブラック・エンターテインメント・テレビジョンの『Celebration of Gospel '07'』という番組で披露された。ウォールマートでのみ発売された『グレイトフル』のスペシャルバージョンには「アイ・ウィッシュ」とココがリードボーカルをつとめるブレント・ジョーンズの「ミッドナイト」の2曲のボーナストラックが収録されている。またココはシェリー・シェパード、スター・ジョーンズ、ヴァネッサ・ウィリアムスらと共に舞台『ヴァギナ・モノローグス』にも出演した。2008年、ビルボード・ライブ・ツアーで来日したココは、ソロのヒット曲「サンシャイン」、「クラップ・ユア・ハンズ」の他、SWVの曲「ライト・ヒア/ヒューマン・ネイチャー」などを披露した。 SWVが1997年に解散した後、タージはフォード・モデル・エージェンシー(英語版)と2年間の契約を結んだ。この契約が終わったころ、1994年にショッピングモールで出会ったNFLテネシー・タイタンズの選手(当時)エディ・ジョージと交際をはじめた。タージは2000年に刊行された文集『Souls of My Sisters: Black Women Break Their Silence, Tell Their Stories and Heal Their Spirits』に寄稿、2002年にはナッシュビルのベルモント大学に入学し、2004年5月ビジネス管理の学士号を取得した。翌月、タージはエディ・ジョージと結婚しニュージャージー州ロックリーで式を挙げた。2005年には息子エリック・マイケル(Eric Michael)が生まれたが、困難な妊娠だったようであり、妊娠初めの5ヶ月はベッドに寝た切りであったという。なおエディには前妻との間に息子 Jaire David がいるが、タージは Jaire は「自分の長男」だとしている、またタージはココの長男 Jazz の名付け親でもある。2007年には友人カトリーナ・チェンバーズと共に書籍『Player hateHER: How to Avoid the Beat Down and Live in a Drama-Free World'』を出版した。同年夫エディと共にTV番組「I Married a Baller」に出演した。この番組は5週間にわたってタージとエディの結婚生活に密着しタージの妊娠太り解消などの内容を9回に分けて放送したもので、SWVメンバーも番組テーマソングを歌うなどして出演した。またエディの非営利活動「Visions with Infinite Possibilities」も番組で取り上げられた。タージは2009年2月に人気TV番組『サバイバー』にも出演している。 2005年、SWVは再結成しニューアルバムを翌年発表する計画であると報じられた。2008年6月24日には、2008年のBETアワードに特別出演しアリシア・キーズと共に「ウィーク」を歌った。2010年2月2日、「ザ・モニーク・ショー」に出演しココとリリーのリードボーカルでパティ・ラベルの「イフ・オンリー・ユー・ニュー(If Only You Knew)」を歌った。
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