魔女たちの園<テンペロン・クローリー>
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/09 13:55 UTC 版)
「いつか天魔の黒ウサギ」の記事における「魔女たちの園<テンペロン・クローリー>」の解説
璃依音・アルトマン(リーネ・アルトマン) テンペロン・クローリーに所属するドイツ人の一級C魔女。15、6歳くらいで、銀色のツインテールに碧眼という外見の美少女。武器は日本刀と炎系の魔法。詳細は不明だが月光とは顔見知りで、襲撃の際、彼を殺したくないという理由から降服を呼び掛けた。 優等生ではあるが結構調子に乗りやすく、それが原因でたびたび窮地に陥ることがある。またハッタリにも弱く、月光や泉に騙されている。しかし戦闘力は確かで、使いこなせていなかったとはいえ「黒兎の力」を手にしていた大兎を圧倒している。 赤ん坊のころに親に捨てられたと言う過去を持ち、置手紙の「この子を強い魔女にして下さい」から、自分が強くなれば両親に会えるのかなと思い、一級魔女を目指す。 メイフのペルティ リーネの契約悪魔で、冥族の悪魔。黒い髪、白い肌、深紅の瞳をした外見で、封印を解くと髪が角のように立つ。「死訃気」というあらゆるものに「死」をもたらす魔法を使う(ただし成功率が悪く、20%の確率でしか成功しない)。 まだ幼い悪魔のようで、契約に関しては父親から聞いたことをそのまま伝えているだけである。しかし契約者である璃依音のことは大切に思っている(本人いわく契約者は家族のようなものだから)。 百夜 千夜(ヒャクヤ チヤ) テンペロン・クローリーに所属する、一級C魔女。14、5歳くらいの日本人。少し癖のついた黒髪に黒目という外見で、頭に日本式のお札を張っている。 マイペースかつ天然な性格で、いつも笑っている。そのため基本的には契約悪魔のノギが代わりに取り仕切っている模様。指揮棒のような武器を媒体に魔法を使用できる。 テンペロン・クローリーの「軍」襲撃の時は、ノギと共にハスガに襲撃をかけた。 幼いころからその強力な潜在能力により、人の心を読むことができた。だがそのために周りからは「バケモノ」扱いされ、やさしい言葉をかけてくれる親に甘えようにもその本心がわかってしまうため、ずっと孤独な幼少期を過ごしてきた。彼女が魔女になった理由は、自身の力を制御し、人の心を読む力を封じるためである。また彼女がいつも笑っているのは、本心を読んだことによる動揺が表情に表れるを防ぐためであり、ノギやリーネ、クララへ過剰なスキンシップをしてくるのも幼少期の孤独感からである。 彼女の契約の代償は「‘人の心を読む力’を永久に封じることができなくなる」と言うもの。そのため、契約することは自身の願いが永久に叶わないことを意味するが、「ノギが代わりにずっと側へいてくれることになるのならそれでいい。」ということから契約を結ぶ。 ノギ・フリーダ 千夜の契約悪魔。10歳くらいの見た目で、真っ赤な髪をしており、メガネをかけている。何族かは不明だが、炎系の魔法を操る悪魔である。 契約主である千夜とは対照的にしっかり者で、基本的には千夜に代わり取り仕切っている(だが、本人は千夜に行動してもらいたいらしく、「指揮権をとられて喜ばない!」と怒っている)。その様子は、ハスガ曰く「月光と美雷の逆パターン」とのこと。 結構お人好しな性格で、契約の時に代償の内容について説明しており、その際千夜の過去と願いを知っているため、契約したときに「お前はバケモノなんかじゃない。」「私の前では遠慮するな。」と声をかけている。千夜にとっては心から理解し合える友達(というよりも保護者)となっている。 クララ・シュヴァーロフ テンペロン・クローリーに所属する、ロシア人の一級C魔女。リーネ・千夜とは同期で同じ特別クラスに所属。少々気弱だが心優しい性格の持ち主である。 テンペロン・クローリーの「軍」襲撃では、契約悪魔のユキと共にセルジュに襲撃をかけた。その後、セルジュとメル友になった模様。 代々一級魔女を輩出してきたシュヴァーロフ家の長女で、幼いころから一級魔女になるよう厳しい訓練をさせられてきた。本人は心優しい性格の為本当は魔女になりたくなかったが、自分が拒否した場合、妹のアリサが代わりに過酷な道を進むことになるため、妹を守るために一級魔女になる道を選ぶ。 彼女が契約の時に差し出した代償は「最愛の妹アリサとの時間」。アリサを失うまではいかずに済んだが、生涯アリサと会うことはかなわない運命となる。ただし、このことはユキが事前に伝えており、彼女もそれを受け入れたうえで契約を結んだ。 メンバーの中では教官も含めて一番の巨乳。そのため他二人からは恨めしい目で見られ、教官からは「今後その巨乳を自慢したら殺す。」と言われてしまっている。 ユキ クララと契約する、氷雪系の魔法を使う悪魔。とても小柄で、語尾に「なの」をつけたしゃべり方をする。 非常に心優しくお人好しな性格で、クララと契約する際、彼女の差し出す契約代償を事前に伝え、契約した時も泣きながら大切なものを奪ってしまったことを謝っている。 ギゼラ・エディンガー テンペロン・クローリーに所属する一級A魔女で、璃依音・千夜・クララの指導教官。メガネをかけたいかにも教官といった外見である。 フリーダムかつ言いたいことをズケズケと言うが、指導者としてはとても優秀である。また教え子の3人を大切に思っており、契約に向かう璃依音たちに「まちがっても死ぬな」と伝えたり、テンペロン・クローリーリーダーの「エキドナの娘」が璃依音達の最初の昇格試験を「最古の魔術師」殺しに決定したときは強く反対している。 一級魔女なので悪魔とは契約しているが、本人が強いのでめったに呼ばれない様子。契約悪魔もそのことで寂しがっている。
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