香調による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 20:20 UTC 版)
香水はその香りのタイプ(香調)によっていくつかに分類される。複数の香調を組み合わせて作られた香水も多い。
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香調(ノート)による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 06:53 UTC 版)
詳細は「香水#香調による分類」を参照 香水の世界では、香調(ノート)により香りを分類する考え方がある。香りを楽しむアロマテラピーでも、このような分類が援用されることもあるようである。考え方により4種類、7種類、8種類、12種類と分類数は多様で、分類法により含まれる香りは異なる。以下精油に関係のある香調の代表的なものを列記した。(シプレー調など複数の精油を用いる香調は省いた。) アーシー調:土やほこりなどを思わせる香り。アンジェリカ[要曖昧さ回避]、パチュリ、ベチバーなど アンバー調・オリエンタル調:西洋から見た東洋を思わせるエキゾチックな香りで、ムスクなどの動物由来の香りもこれに分類される。イランイラン、白檀、乳香、パチュリ、ベチバーなど ウッディ調:樹木のような香り。樹木の樹皮や枝、葉、実などから抽出される。サイプレス、シダーウッド、ジュニパーベリー、松、プチグレインなど カンファー調:樟脳やメントールのようなさっぱりした香り。楠、ユーカリ、ティーツリー、ローズマリーなど シトラス調:柑橘系のさわやかな甘い香り。柑橘系の果物や、それに似た香りのハーブから抽出される。オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン、レモングラス、レモンバーベナなど スパイス調:香辛料のような刺激的な香り。主に香辛料から抽出。刺激が強いものが多い。カルダモン、クローブ、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパーなど ハーブ調:ハーブや薬草を思わせるスッキリした香り。ハーブの花や葉から抽出される。クラリセージ、バジル、カモミール、プチグレン、月桃など バルサム調・レジン調:甘く温かみのある香り。香木の樹脂から抽出される。エレミ、乳香(フランキンセンス、オリバナム)、ベンゾイン、没薬(ミルラ)、オークモスアブソリュートなど(オークモスはオークの木に生える角叉苔のこと) フローラル調:華やかで甘い花の香り。主に花から抽出され、高価なものが多い。ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、ローズオットー、イランイラン、カーネーションアブソリュートなど
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