首相官邸における“ぶら下がり”とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 首相官邸における“ぶら下がり”の意味・解説 

首相官邸における“ぶら下がり”

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 17:45 UTC 版)

ぶら下がり」の記事における「首相官邸における“ぶら下がり”」の解説

2002年首相官邸新しくなったことに伴い官邸内の警備体制大幅に強化された。それまで取材記者比較自由に官邸内を移動できたが、警備体制強化に伴い記者移動厳しく制限されるようになった。それにより官邸内を移動中の首相記者たちが呼び止め突発的な取材(=ぶら下がり)を行うことも難しくなった。 マスコミ首相へ取材困難になり、首相側としても発言機会減った。そこで小泉純一郎首相双方折り合いをつけて、「1日2回、時間決めて質疑応答をしましょうということ新たな取材様式首相官邸作られた。これが、「ぶら下がり」の始まりである。その時は、旧来の非公式取材代わるものとして便宜上一時的に作られたので、仮の名称としてぶら下がり」と呼ばれていたが、いつしかそのまま定着した小泉首相から鳩山由紀夫首相までは、「ぶら下がり会見」は原則として1日2回であったが、菅直人首相になってからは1日1回となり、2011年3月11日東日本大震災以降震災対応を理由としてぶら下がり会見応じるのを拒否していたが、震災落ち着いた後も以前のようなぶら下がり運用復活しなかった。 2011年9月就任した野田佳彦首相は、国会開会前重要法案成立など節目における公的な記者会見回数増やした一方視察先や重大事件金正日死去)以外ではぶら下がりには原則として応じない方針とした。 2012年12月第2次内閣発足させた安倍晋三首相も、「首脳発言重く国益対す影響考えれば情勢把握し熟慮したものでなければならない」として、ぶら下がりには原則として応じない方針である。 朝日新聞記者南彰岡村夏樹は、ぶらさがり会見拒否について「失言などのリスク避けることを優先し国民への説明責任を十分果たしていない」として、ぶら下がり会見肯定している。一方田中秀征は「ぶら下がりでどう答えるかじっくり考えることは首相にとって無駄な場合多く記者たちにも同じように無駄である」として、ぶらさがり会見について批判的なコメントをしている。

※この「首相官邸における“ぶら下がり”」の解説は、「ぶら下がり」の解説の一部です。
「首相官邸における“ぶら下がり”」を含む「ぶら下がり」の記事については、「ぶら下がり」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「首相官邸における“ぶら下がり”」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「首相官邸における“ぶら下がり”」の関連用語

首相官邸における“ぶら下がり”のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



首相官邸における“ぶら下がり”のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのぶら下がり (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS