飲食用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 17:10 UTC 版)
飲食用のスプーンは食事の際に食べ物をすくう、混ぜる、口に運ぶという用途で用いられる。タイ・カンボジア・ラオスでは「スプーンとフォーク」のセットを食器として用いるために、ナイフのように硬いものを切る用途にも用いられる。ベトナムでも唐辛子を刻む時などにナイフのように用いられる。フランス料理などのテーブルセッティングでは、スープスプーンが最も右側に配置される。スプーンは、ナイフやフォークなどとともにカトラリーを構成する。 テーブルスプーン : シチューやスープなどの料理をすくう。料理を大皿から各個人の小皿に取り分ける。 スープスプーン : シチューやスープをすくう。先が丸い。 デザートスプーン : デザートや果物をすくう。テーブルスプーンよりも小型。 アイスクリームスプーン : アイスクリームをすくいやすいように先が角張っている。他にもアイスクリームを熱伝導で溶かしながらすくうスプーンもある。 イチゴ用スプーン : 皿状の部分が、イチゴを押しつぶしやすい形状をしている。 バー・スプーン ティースプーン : 紅茶(やコーヒー)をかき混ぜるために、かなり小さなスプーン。紅茶を想定しているので「ティー」スプーンという。 コーヒースプーン : コーヒーに入れるために砂糖を計量したり、かきまぜる。ティースプーンより小型。 キャディースプーン : 紅茶の茶葉を量り、ポットに入れる。 散蓮華 : 中国料理で使われるスプーン。 先割れスプーン : メロンやスイカを食べやすいように小さく先が割れていて、日本の学校給食においても使用されていたが、評判が悪く、現在では減少傾向にある。 スポーク(Spork):スプーンとフォークを兼用するもの。アウトドアなどで、荷物を軽量化するために使う。チタン製などがある。日本のコンビニ弁当などでプラスチック製のものが無料配布されていたが、世界的にマイクロプラスチックが問題になり、プラスチック削減の世界的運動 によりプラスチック製は減ってきている。 また、紅茶やアブサンを飲む際に、茶漉し代わりに小さな穴が多く開いているスプーンを用いる事がある。
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