飯山線眺望車ふるさと→おいこっと
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「JR東日本キハ100系気動車」の記事における「飯山線眺望車ふるさと→おいこっと」の解説
キハ110-235(手前)+236「おいこっと」(2015年5月 十日町駅) 「おいこっと」車内 キハ110-235, 236(←313, 314)は、編入改造時に飯山線向け「眺望車"ふるさと"」として座席のすべてが1-3位側窓を向くオールロングシートとされ、1-3位側のカーテンは越後鹿渡駅以西で並行する千曲川(信濃川)を眺められるよう、ロールブラインドに変更された。定員は120名。 その後、236は比較的早期に他の300番台編入車と同様の仕様となり、235も先に2-4位側に5組の4人掛けボックスシート(通常は4組)を設置したのち、1-3位側を他車と同様の仕様としたが、両車ともカーテンの違いは存置された。 その後、2015年(平成27年)の北陸新幹線長野 - 金沢間延伸にあわせ、飯山線の観光列車「おいこっと」として、2両とも長野総合車両センターで再改造が行われている。駆動機関や台車などの変更、改番は行われていない。 外装はアイボリーとえんじを基調に五線譜をイメージした格子様の塗装がなされ、沿線出身の高野辰之が作詞した唱歌「故郷」をイメージするアイコンがつけられている。ただし、前頭部のみ、235と236で色が反転している。 内装は「田舎のおばあちゃんち」を意識した古民家風とし、ロングシート部がソファタイプになり、ボックス部には着脱式のテーブルの設置が可能となっている。カーテンはすべて障子風の柄のブラインドへ変更されている。また、トイレが和式から車いす対応の洋式へ変更されている。なお、観光列車だけでなく、運転日以外には定期列車にも投入されるため、つり革や優先席は存置された。 2014年12月23日に先行して落成したキハ110-235が飯山駅で展示され、2015年1月2日から定期列車の運用に投入された。236の再改造が終了した2015年4月4日より臨時快速「おいこっと」として運用が開始された。「おいこっと」のほか、定期列車として飯山線全線、しなの鉄道北しなの線(長野 - 豊野間)、上越線(越後川口 - 宮内間)、信越本線(宮内 - 長岡間)で運用される。
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