風営法とディスコ・クラブの規制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:56 UTC 版)
「ディスコ」の記事における「風営法とディスコ・クラブの規制」の解説
ディスコ営業は、2016年(平成28年)6月22日まで、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(以下「風営法」)における「風俗営業」として規定されていた。旧法では「『ナイトクラブその他設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる営業(第一号に該当する営業を除く。)』とする第二条第一項第三号・ナイトクラブ」に分類された。飲食店は深夜営業を認められているが、ダンスをさせると日の出から深夜12時までの営業(商業地は午前1時まで)しか認められていなかった。 1984年(昭和59年)の風営法改正により、ディスコは深夜営業ができなくなった。その際に風営法を申請せずに小規模で営業する店が現れた。 2005年(平成17年)にエイベックスは、六本木の「ディスコ特区」を政府に要望したが、前述のとおり認められなかった。同年6月23日施行の改正風俗営業法(以下「風営法」)で、ディスコ営業は店内の照明が10ルクス以上であれば風俗営業から除外された。 2010年(平成22年)からは、警察によるクラブの風営法違反での営業方法自体の摘発が頻繁になった。発端は、大阪市中央区心斎橋のクラブ「AZURE」で刑事事件が発生したことで、当該店舗はその後摘発され閉店した。やがて風営法の許可を得ずに深夜まで客を踊らせ、利益を得る業態自体を摘発するに至り、大阪を中心に東京そして全国に一斉摘発の動きは広まった。大阪維新の会および日本維新の会が勢力を持つ大阪府を中心に、クラブへの取り締まりが強められた。 東京でも2012年5月には、東京都港区西麻布のクラブ「alife(エーライフ)」の経営者と責任者が風営法違反で逮捕された。2013年(平成25年)、5月27日までに東京都港区六本木のクラブ「VANITY RESTAURANT TOKYO(ヴァニティ)」を風営法違反で摘発、経営者ら3人を現行犯逮捕。同年7月20日、東京都港区六本木のクラブ「GPbar」「GASPANIC」を風営法違反で摘発、経営者とDJらを現行犯逮捕した。
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