電話による案内
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 21:14 UTC 版)
日本は電話番号「104」を番号案内用に充てる。NTT東日本・NTT西日本とNTTドコモは、発信地最寄りのNTT東西回線を通じて接続されるNTTタウンページが案内する。日本マルチメディアサービスやKDDIエボルバの案内事業者もあり、一部の直収電話やIP電話は固定電話でもこれらの事業者が案内する。 サービス開始当初は、接続の自動交換化により加入者が自らダイヤル操作する代替として無料で提供されたが、金融業者など利用者の偏重増加、経費削減のボトルネック、諸外国は有料提供事例が多い、などを考慮して1990年に有料化した。 利用件数は有料化やインターネットの普及などから1990年頃を最多にして減少し、2003年度は約5億3000万件、2008年度は2億6000万件と5年間で半減しているが、簡便で迅速な案内に需要がある。 料金はNTT東日本・NTT西日本の一般電話で、月に1案内の場合1回60円(以下全て消費税抜き)、2案内以上の場合1回90円、深夜・早朝(日本時間23時 - 翌8時)は1回150円で、公衆電話は利用回数、利用時間帯にかかわらず、1回一律100円(税込)である。携帯電話や直収電話・IP電話は利用回数、利用時間帯にかかわらず、おおむね1回あたり一律200円(税抜)である。それぞれで番号が案内できなかった場合は料金が発生しされない。緊急通報用電話番号やNTT電報受付などNTT東西の3桁特番は、番号データベースを参照せずに口答で無料で案内する。業者により適用範囲、申込み、利用方法は異なるが、身体障害者・知的障害者・精神障害者で障害者手帳保持者は、事前申請することで無料利用が可能である。障害者割引項、東西NTTはふれあい案内の項を参照。 Skypeoutから+44-8006312001へ発信すると、無料でKDDIのオペレータへ接続して番号案内がサービスされる。IP電話は010-1-877-533-0051でKDDIのオペレータに接続し、アメリカ合衆国までの通話料が適用されて1分9円(BBフォンの場合は3分7.99円)で番号案内サービスが利用できる。KDDI国際電話の海外発信用番号案内で、フリーダイヤル・ナビダイヤルは案内されない。
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