集古十種板木
主名称: | 集古十種板木 |
指定番号: | 26 |
枝番: | 0 |
指定年月日: | 1985.06.06(昭和60.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 歴史資料 |
ト書: | |
員数: | 1451枚 |
時代区分: | 江戸 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 『集古十種』は、寛政の改革を断行した白河藩主松平定信(一七五八~一八二九)の撰集になるわが国初の古宝物図鑑である。この編集事業には儒者柴野栗山(一七三六~一八〇七)、国学者屋代弘賢(一七五八~一八四一)、文人画家谷文晁(一七六三~一八四〇)らが参画して、当時の寺社等に存した書画、器物、金石の銘文等を写し、各々その名称、所在場所、及び法量等を記し、全八十五巻として享和元年に刊行された。 この鎮国守国神社所蔵の集古十種板木は、その刊行に際して彫造、使用されたもので、旧桑名藩主松平家に伝来し、一部補刻版を交え、千四百五十一枚を現存している。体裁はいずれも桜材を用いた横長の平板で、原則として両面彫りに陽刻され、板木の両端には把手が付されている。版式は大部分四周双辺で中央に無郭の版心を置き、版面表裏の右端下には各種目別の丁数を陽刻している。また、それぞれの宝物の図は全体図、あるいは部分図を収める。 古宝物図録として重要な『集古十種』のまとまった板木であり、近世印刷史上に貴重である。 |
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