隠神探偵事務所の協力者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 17:45 UTC 版)
紺(こん) 声 - 花守ゆみり 化狐(バケギツネ)の少女。14歳。 当初は飯生の部下として登場し、飯生に育てられた恩から彼女に忠誠を誓っていたが、夏羽の首を持ち帰る任務に失敗したことで追放されてしまう。夏羽を任務の一環で狙ううちに、彼に執着心とも恋心ともつかない想いを抱くようになり、自分に対する夏羽の行動に一喜一憂する日々を送るようになる。 蓼丸 綾(たでまる あや) 声 - 本渡楓 半妖の女子で、織の異父妹。8歳。11月22日生まれ。身長121センチメートル。体重19キログラム。 怪物・蜘蛛(アラクネ)の母親の力を引き継いでいるため、兄と同じく蜘蛛の能力を駆使する。兄とは異なり戦闘は不得意。兄の使う蜘蛛糸とは違い、肉体の再生・修復に特化した回復系能力を使いこなす。 山蜘蛛之仔 組(やまぐものこ くみ) 声 - 久川綾 蜘蛛(アラクネ)の女性。織と綾の母親。温厚で心優しい性格の怪物で、織を愛情もって育てていた。また、織と綾を含む生き別れた子どもたちのことをも気にかけていた。 織の父とその弟の昭夫とはフィールドワークに登山した際に知り合い、織の父と恋に落ち結婚(事実婚)をしていた。しかし織を身籠っていた頃、織の父が山で足を滑らさせ帰らぬ人となってしまう。夫の死後に織が誕生した後はシングルマザーとして生活するも、織がインフルエンザにかかり何もできなかった自分を責め、織を普通の人間として育ててほしいと昭夫に頼み、ある仕事を持ちかけられたことで姿を消した。そのため、織は「自分が五歳のときに他界した」と思い込んでいた。 しかし実は生きており、昭夫によって長年人質にされていた。持ちかけられた仕事の実態は錦蜘蛛伝説にある金の糸をもつ怪物を産み出すため、昭夫によって山に住む数多の生き物や怪物と無理矢理交配されるという非道な生体実験であった。その過程で唯一の成功作である綾が産まれた後、大切な母体として錦糸郷山中の湖に精神的な苦痛による昏睡状態で監禁されていた。 最終的には怪物屋の活躍で救出され、御花の病院に搬送される。しばらくは昏睡状態が続いたが、織と綾の前で意識を取り戻し親子の再会を果たした。その後は亡くなった子どもたちの供養を隠神に依頼し、御花のもとで綾と共に暮らしている。 御花(おはな) 声 - 谷育子 隠神の知人に当たる老婆。怪物を診ることができる医者。元々は獣医で、野良犬や野良猫を分け隔てなく治療していくうちに怪物を治すようになった経緯を持つ。 怪物をひとつの命ととらえ平等に扱うなど心優しき人格者であり、隠神ともに良き信頼関係を築いている。そのため、隠神怪物相談事務所(怪物屋)の活動を支持している。 岩木山雪里白那之五十五子 結(いわきやまゆきさとしろなのごじゅうごし ゆい) 声 - 石川界人 雪男子(ユキオノコ)の青年で、晶の双子の兄。双子の弟とは対照的に雄々しい性格の持ち主。 故郷で起きた事件が原因で晶と生き別れていた。
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