阿部雅美の取材と北朝鮮の関与報道とは? わかりやすく解説

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阿部雅美の取材と北朝鮮の関与報道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 03:13 UTC 版)

アベック失踪事件」の記事における「阿部雅美の取材と北朝鮮の関与報道」の解説

産経新聞社会部記者阿部雅美は、この頃日本海側各地おかしなことが起きている」という地元の噂を耳にし、取材進めていたところ、3件の失踪事件富山での誘拐未遂事件にたどりつく。阿部は3件の失踪事件共通点が多いこと、誘拐未遂事件遺留品日本製でなかったこと、またその時4人組アベックを袋に入れたことに着目し、「袋に人間入れて運ぶという発想日本人では考えられない」と疑問いだいたまた、1978年夏には外国発信源とする怪電波多くキャッチされていたことが、警察庁調査明らかになっていた情報入手する。これらの事実元に阿部一連の事件として結びつけていく。 1980年昭和55年1月7日産経新聞1面トップで「アベック3組ナゾ蒸発 外国情報機関関与?」と暗に北朝鮮による犯行であることを示唆阿部によるスクープ世論ある程度衝撃与えたが、当時日本では社会党をはじめ親北勢力政界マスメディア界で幅を利かせており、他のメディアも「産経公安情報踊らされている」として、動かなかった。社会党も、友好関係ある朝労働党の「北朝鮮事件関係ない」とする説明そのまま信じ拉致被害解決奪還国民運動まで高まることはなかった。 しかし、1997年平成9年)の「20年前、13歳少女拉致」の阿部スクープによって横田めぐみ北朝鮮拉致報道なされたのを契機に、政府世論もようやく北朝鮮による日本人拉致という現実知り、あわせアベック3組失踪拉致可能性高まった世論による被害者奪還運動各地起き始めその後政府拉致被害者正式に公表する流れへとつながっていく。阿部自身同年、ようやくアベック失踪事件記事重要性認められ17年隔てた2件のスクープ新聞協会賞受賞している。

※この「阿部雅美の取材と北朝鮮の関与報道」の解説は、「アベック失踪事件」の解説の一部です。
「阿部雅美の取材と北朝鮮の関与報道」を含む「アベック失踪事件」の記事については、「アベック失踪事件」の概要を参照ください。

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