阪急最後の小型車とは? わかりやすく解説

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阪急最後の小型車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 18:29 UTC 版)

阪急550形電車」の記事における「阪急最後の小型車」の解説

1963年12月ダイヤ改定では、2021系増備によって宝塚線残っていた小型車のうち本形式10両と500形4両編成1本を除いて全車神戸線転出、本形式のうち6両編成1本がラッシュ時特発予備として残されたほかは宝塚線での小型車運用消滅した。本形式ごくまれに6両編成宝塚線の朝ラッシュ時運用される以外は箕面伊丹・甲陽の各支運用が主となり、箕面線では4両編成で、伊丹甲陽線では2両編成運用された。 本形式は他の小型車同様、1960年代後半予定され神宝線架線電圧直流1,500Vへの昇圧に際して昇圧対応工事対象から外され昇圧即応車の30003100系置き換えられることとなったが、他の置き換え対象各形式とは異なり宝塚線昇圧まで使用されることとなった神戸線昇圧目前控えた1966年12月には神戸線転出していた車両610系及び500形唯一残っていた530-300+518-313-519と入れ替わる形で全車宝塚線復帰、5両編成2本と4両編成1本を組成して箕面線運用することとなった。それに対応して編成中間組み込まれるようになった551552563・564の運転台機器撤去して中間車改造実施、558と560ペア組んでいた559561切り離して増結用の単車とし、広幅貫通路にはアダプター取り付けて運転台部分の狭幅貫通路対応した。この時期編成について下表のとおり。 550編成表 (1967) ← 石橋 箕面 → Mc550Mc550To550Mo550Tc550560 550 551 552 553 Mc550Mc550Tc550Mc550Tc550558 554 555 556 557 Mc550To550Mo550Tc550 562 563 564 565 この時編成から外され5595611967年7月廃車された。残った14両は阪急最後の小型車として箕面線運用され、その直後同年4月に562~565の4両編成1本が廃車6月には558+554+555+556+557の5両編成1本が廃車された。残った560+550+551+552+553の5両編成1本も、昇圧直前8月16日ささやかな装飾施してさよなら運転実施した後に運用離脱昇圧前日の8月23日付で廃車となった大阪万博1年後控えた1969年には万博シンボルマークあしらったPRステッカー貼付したが、万博開幕まで走ることなく全廃となった。 なお、本形式戦後すぐの混乱期製造車体疲弊著しく内装木製で他の車両比べるアコモデーション貧弱であったことなどから他社への譲渡対象からも外されたため、550・553・559の3両以外は全車解体された。

※この「阪急最後の小型車」の解説は、「阪急550形電車」の解説の一部です。
「阪急最後の小型車」を含む「阪急550形電車」の記事については、「阪急550形電車」の概要を参照ください。

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