開業から拡大へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:46 UTC 版)
1950年(昭和25年)11月18日に株式会社雑賀屋の関連不動産会社として設立されていた株式会社大洋会館が川崎店の運営会社となるために1955年(昭和30年)8月に株式会社川崎さいか屋へ商号変更し、1956年(昭和31年)4月3日に鉄骨鉄筋コンクリート造り地下1階地上3階で延べ床面積4,926m2で売場面積4,021m2の百貨店を開業したのが始まりである。 1964年(昭和39年)11月に延べ床面積21,732m2で売場面積15,591m2に増床し、1965年(昭和40年)に売上高約50.7億円を上げて1927年(昭和2年)に開業した地元創業の老舗小美屋の約36.0億円(売場面積7,724m2)や1955年(昭和30年)に開業した岡田屋の売上高約23.5億円(売場面積5,287m2)を大きく上回る地域一番店となる。1973年(昭和48年)11月に更に増床し、延べ床面積33,994m2で売場面積22,118m2となる。 1964年の増床により、さいか屋の中心的な存在となる。というのは、横須賀店の売上高約22.9億円(売場面積7,317m2)と藤沢店の売上高約25.4億円(売場面積6,593m2)ほか2店合計の売上高をも上回ったためである。1969年(昭和44年)9月に株式会社横須賀さいか屋と株式会社藤沢さいか屋(初代)の2社を合併して百貨店事業の運営会社を一本化した際に当店が本店となった。 当店のみを営業していた時代の株式会社川崎さいか屋は1964年(昭和39年)8月に東京証券取引所第二部へ株式を上場している。
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