開業から全通まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:52 UTC 版)
「九州鉄道 (2代)」の記事における「開業から全通まで」の解説
福岡 - 久留米間の開業当時、九州鉄道の路線は国鉄線や他社鉄道路線との接続はなく、孤立した状態であった。 まず九州鉄道は自社線開業直後の1924年(大正13年)に久留米市と甘木町(現・朝倉市)および福島町(現・八女市市街地)の間を結ぶ軌道路線を保有する三井電気軌道を合併した。三井電気軌道は久留米市内で九州鉄道と路線が近接しており、九州鉄道線との平面交差もあった。 また、九州鉄道は自社路線開業後、太宰府軌道の株式の大半を取得し、九鉄の傘下に収まった太宰府軌道は1927年(昭和2年)に太宰府 - 二日市(現・西鉄二日市)間を1435mm軌間に改軌し、同時に同区間を電化した。九州鉄道の支線的存在となった太宰府軌道は1934年(昭和9年)に九州鉄道に吸収合併された。 1932年(昭和7年)に久留米 - 津福間を延伸開業したのち、1937年(昭和12年)には久留米市と大川町(現・大川市)の間を結ぶ大川鉄道を買収した。九州鉄道は大正時代末頃に大川鉄道を系列化していた。買収後、同社の路線のうち津福 - 大善寺間を改軌・電化して自社路線に編入し、同時に大善寺 - 柳河(現・西鉄柳川)間を延伸開業している。その後も路線延長を進め、1939年(昭和14年)には現在の天神大牟田線の全区間にあたる福岡 - 大牟田間が全通した。また1941年(昭和16年)には大牟田市内で路面電車を運行していた大牟田電気軌道を吸収合併している。
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