長時間にわたる中継
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「サンテレビボックス席」の記事における「長時間にわたる中継」の解説
1992年(平成4年)5月27日の18:00に甲子園球場で始まった阪神対大洋戦では、当時のNPBの試合規定によって、延長15回の末に阪神が2 - 1でサヨナラ勝利。当時の日本プロ野球公式戦最長試合記録も達成した。サンテレビではこの試合を、朝日放送とのトップ&リレー中継で放送。朝日放送での中継終了後の20:54からは、試合終了の直後(23:40頃)まで単独で中継を続けた。この中継では、当時朝日放送のアナウンサーだった楠淳生が実況、福本が解説を担当。スコアボードに0が並んだまま延長戦に入った様子を、福本が思わず「たこ焼きみたいやな」と表現したことでも知られている。「福本豊#語録」も参照 サンテレビでは中継の終了後に『サンテレビニュース』を編成していたが、放送枠の完全スライド措置を講じたため、当初の予定から2時間15分遅れの23:41から放送された。 1992年9月11日(金曜日)の18:00に甲子園球場で始まった阪神対ヤクルト戦は、9回裏2死1塁で阪神の八木裕が放った本塁打性の打球の判定をめぐる中断(37分間)をはさんでから、開始から6時間26分後(翌12日の0:26)に延長15回で終了(結果は3対3の引き分け)。NPBの公式記録では中断時間も試合時間に含まれることから、前述の最長試合時間記録を更新した。サンテレビでは、KBS京都との同時ネット方式で、この試合をプレイボールから生中継(実況:西澤、解説:鎌田、スコアラー:谷口)。KBSが最大延長オプションを行使した末に21:52(前述した八木の打席の直前)でネットを終了したのに対して、サンテレビでは試合終了直後(22日0:30)までの完全生中継を実施したところ、同局の瞬間最大視聴率は50%にまで達した。さらに、中継終了後に編成されていたレギュラー番組についても、放送時間を繰り下げながら12日午前5時頃までにすべて放送した。「阪神タイガース#史上最短試合と史上最長試合」も参照 「西澤暲#実況を担当した阪神タイガースの主な試合」も参照 阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝した2003年(平成15年)9月15日、阪神がサヨナラ勝利しM1となった広島戦(デーゲーム)も生中継(ちなみに当日は関西テレビとNHK BS1も生中継)。試合後は一旦通常放送に戻すも、その2時間後、マジック対象チームであったヤクルトが横浜に敗れる直前に通常放送を中断し、甲子園球場から胴上げの瞬間を実況生中継した。これにより、開局以来初の『阪神胴上げの瞬間』を放送した(前回優勝時の1985年は甲子園球場ではなかったこともあり、放映権の関係で中継できなかった)。「阪神が甲子園球場での試合に勝利して優勝、胴上げ」の生中継も、2年ぶりの優勝を決めた2005年(平成17年)9月29日の対巨人戦で達成された(当日はよみうりテレビ(ytv)とNHK BS1も生中継)。
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