長崎自動車グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:47 UTC 版)
「長崎スマートカード」の記事における「長崎自動車グループ」の解説
長崎自動車と子会社のさいかい交通では、2019年度を目処に独自の新ICカードへ切り替えることを2017年11月に発表。そして2019年9月16日にTポイントと連携した独自規格の新地域ICカード「エヌタスTカード」を導入した。 長崎自動車ではnimocaを導入した場合、カード利用に伴う資金や情報が県外に流出することを危惧し、資金・情報を県内に留めて活用するため独自のICカード導入に踏み切った。エヌタスTカードは「地域創生型ICカード」と題し、カードの利用でTポイントが付与されるシステムを構築する。また、クレジット機能付きカードも発行されるほか、長崎自動車グループ以外に長崎タクシー共同集金のNTネットワークに加盟するタクシー、及び五島産業汽船の航路でも利用可能であり、電子マネーとして商業施設でも利用できる。 なお、利用者の利便性という観点から、当社が導入するカードをnimoca導入事業者でも利用できるように要請するとともに、当社のシステムでnimocaも利用できるよう検討するとしていた。結果として、nimocaを含む全国相互利用カードは2020年2月16日から長崎自動車でもSUGOCAエリア扱いとして利用できることとなった半面、nimoca導入事業者においてエヌタスTカードを利用する要望については、国のインバウンド対応補助金の対象とはならないため、2019年7月時点で利用できない見通しとなっている。 この2社ではエヌタスTカードの導入に伴い、2019年9月15日にモバイル長崎スマートカードの取り扱いと長崎スマートカードの新規発行を終了し、長崎スマートカードの積み増しと利用を2019年12月27日に終了した。 また、島原鉄道は当初nimocaに移行する事業者に含まれていたが、2017年12月に長崎自動車の傘下に入ったためこの方針を撤回した。2019年5月末時点では新しいICカードを導入する時期の目途は立っておらず、長崎スマートカードの廃止をもってICカード乗車券の取り扱いを終了する見込みだが、島原鉄道と同じく長崎自動車の関連会社である五島自動車は、エヌタスTカードを「いずれ導入したい」としている。島原鉄道では2020年9月末の長崎スマートカードのサービス終了を前に、2005年に廃止していた紙式回数券の発行を同年7月から15年ぶりに再開して対応している。
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