銃と車と
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 22:25 UTC 版)
1964年、『蘇える金狼』刊行。唯一の時代小説『孤剣』刊行。1965年、初の選集となる、「大藪春彦活劇選集」を徳間書店より刊行開始。この年、米軍キャンプで行われた全米ライフル協会の極東選抜射撃大会で、ファースト・マークスマンとなる。その一方で、所有していた拳銃を友人に持ち逃げされ、銃刀法違反(不法所持)として自首し、逮捕起訴される。高松地方裁判所の審理の末、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受け、翌年より3年間、猟銃免許を取り消される。 免停期間中は、友人の田中健二郎らを率いて、レーシングチーム「チーム・マグナム」を結成するほか、モータースポーツ、飛行機、ヨットの操縦に熱中する。創作でも、1966年からオートバイレースを題材とする『汚れた英雄』の連載を開始する。 1968年に東京都府中市にて三億円事件が発生。当時『ボーイズライフ』(小学館)に連載していた『血まみれの野獣』と事件現場や犯行の手口に類似点があったことから、事件発生当日よりマスコミからの問い合わせが相次いだ。 1971年 、「チームマグナム」が自動車レース第7回日本グランプリで総合六位となる。 1973年10月、角川文庫より大藪作品の刊行開始。第一弾作品は『復讐の弾道』で、講談社、新潮社、桃源社、双葉社、光文社、徳間書店などの刊行作品を含む、作者の生前最も大規模なカタログであった。装幀は辰巳四郎が一手に引き受けた。 1979年 、角川映画『蘇える金狼』が松田優作主演で公開。1980年、角川映画『野獣死すべし』が松田優作主演で公開。1982年、角川映画『汚れた英雄』が草刈正雄主演で公開。1994年、日本冒険作家クラブの「功労賞」受賞。
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